今、ラジオ全盛期。 - 静かな熱狂を生むコンテンツ戦略

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今、ラジオ全盛期。 - 静かな熱狂を生むコンテンツ戦略

  • 著者名:冨山雄一
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • クロスメディア・パブリッシング(2025/01発売)
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  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784295410591

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内容説明

なぜラジオのイベントは東京ドームを満員にできるのか? タイパが重視される時代に、ラジオは「リスナーとの関係性を、長期間かけてじっくりと耕す」というまったく逆の戦略で成功を収めています。どれくらい長期間かというと「ラジオは1クールが10年」という言葉もあるほど。じっくりと耕すことで、推し活のファンダムのような熱狂とは異なる、ラジオならではの「静かな熱狂」が生まれるのです。本書は、オールナイトニッポンがV字回復するまでの20年間を紐解きながら、「静かな熱狂」を生むコンテンツづくりに必要な考え方をご紹介します。

【目次】
プロローグ なぜラジオのイベントに16万人が集まったのか?
Chapter1 ラジオは風前の灯火だった――2000年代の「衰退」
・華やかな世界の裏で、忍び寄る衰退の波
・ポルノグラフィティ岡野昭仁さんの即興に学ぶ
ほか

Chapter2「東日本大震災」でラジオの存在価値は変わった――2010年代前半の「転機」
・2011年3月11日、当日の現場
・東北出身サンドウィッチマンとの忘れられない出来事
ほか

Chapter3「SNS」と「イベント」がラジオを身近な存在にした――2010年代後半の「復活」
・「岡村歌謡祭」が教えてくれたリスナーの熱量
・オードリー全国ツアーで見えた番組イベントの「型」
ほか

Chapter4「コロナ禍」の逆境がラジオを強くした――2020年代の「全盛」
・「一緒に不安になりましょう」近づくリスナーとの距離
・佐久間宣行さんがきっかけでスポンサーとの関係性が変わった
ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akihiko810/アカウント移行中

22
著者はニッポン放送「オールナイトニッポン(ANN)」統括P。近年のラジオ復権の裏側を語る。印象度A- ゼロ年代に低迷したラジオ人気だが、近年では、ラジコとSNSによって人気が復活したという。著者は、「ヤンキー先生のANN」を聴いて「ひとりのリスナーと向き合う」ラジオに感動し、テレビ業界から転職。今ではラジオとは「耕す」メディアなのだと、試行錯誤しているという。 ラジオはラジコの登場で、「いつでもどこでも」聴けるようになって本当に変わったね。私はJUNK(TBSラジオ)派だが、ANNにもがんばってほしい2025/03/28

緋莢

11
著者はニッポン放送「オールナイトニッポン」統括プロデューサー。「はじめに」によると、オールナイトニッポンの 協賛プロデューサーは数社まで落ち込む時期があったものの、現在は年間で70社以上のスポンサーがつき、1980年代のスポンサー数を上回っているとのこと。この本のタイトルも、大袈裟なものではないようです。ただ、ニッポン放送は全盛期かもしれないけど、TBSラジオの方はどうなんだろう?と思ったり(もっとも、自分は伊集院光の話からそういう印象を持っただけですが)(続く 2025/07/13

kenitirokikuti

10
著者はニッポン放送「オールナイトニッポン」統括プロデューサー。ネット配信が当たり前な時代になり、どちらかというと基盤から大きく傾いていたラジオ番組がだいぶ盛り返している話はどこかで耳にした覚えがあるのだが、現在ではもっと華々しく変容を遂げているようだ。オールナイトニッポンにも昭和のしきたりが残っていて、メインリスナーは受験生であり、毎年の入れ替わりに合わせるべきと考えられていたのだが、radikoのデータは20代が多く、もっと上の層もアーカイブで聴いていると分かったそうな。2025/03/22

おとん

7
ニッポン放送のラジオ番組、オールナイトニッポン(以下ANN)のプロデューサーが自身の経験したラジオの衰退から全盛期に至る軌跡を記したエッセイ。具体的で簡潔なエピソードでテンポよく進んでいく。個人的にANNリスナー(ナイナイ、くりぃむ、オードリー、霜降りなど)で、ライバルのTBSラジオJUNK(爆笑問題、おぎやはぎ、バナナマン)のリスナーでもある自分にとっては、実感を持って読み進められる素晴らしい作品だった。特に、東日本大震災以降の流れは記憶に新しく、ラジオというメディアの持つ力を再認識できて良かった。2025/03/23

まい

4
大学生のころからラジオを聴くようになり、この本でいうところのライト(寄り)のリスナーなので、 なつかしいな、こんなことあったな、アルピーはなぜ名前を伏せられているのか、とか思いながら楽しく読みましたw2025/06/26

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