ハヤカワ・ミステリ文庫<br> ミセス・ワンのティーハウスと謎の死体

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ハヤカワ・ミステリ文庫
ミセス・ワンのティーハウスと謎の死体

  • 著者名:ジェスQスタント【著】/唐木田みゆき【訳】
  • 価格 ¥1,628(本体¥1,480)
  • 早川書房(2025/02発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784151864513

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内容説明

ミセス・ワンの中国茶専門店で男の死体が発見された。刑事ドラマが大好きなワンは、容疑者に中国茶を振る舞いながら勝手に聞き込みを始めてしまうが……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

85
早朝の4時半に息子へ「起きろ〜!」とメールを送る60歳の元気なおばあちゃん、ベラ・ワン・チュウチュウ。彼女の自宅兼店舗で死体が見つかった。絶対に何かやらかす、の期待は裏切らず。警察なんかあてにならないと自ら犯人探しをはじめてしまう。怪しいのは4人。中国茶と絶品料理に個性的なキャラクターで飽きさせない。気がつけば最初の予想とは違う方向性にビックリ。ほっこりと温かいストーリー。 【2024年MWA賞最優秀ペイパーバック賞】2025/03/14

geshi

29
人に口出ししないと気が済まず、強引に周りを引っ張るミセス・ワンのおせっかいが笑えて、やがて心溶かされるコージー・ミステリ。死体の輪郭をマジックで書いて警察にそれを誇るくだりは笑いが抑えられなかった。ミセス・ワンの作る料理がどれも美味しそうで、エンパワーメントを失っていた関係者たちが彼女と関わるうちに自分を取り戻していく姿は、読んでいるこちらも力づけられる。ミステリとしてはシンプルだし、被害者に悪を全部押し付けたご都合主義なハッピーエンドに見えるが、たまにはそういうのもいいじゃないと思える一作。2025/04/02

M H

25
胃袋で心をつかむを地でいくコージー。くーっ、美味しいお茶飲みたいねぇ。ミセス・ワンは夫を亡くし、子どもが独立して細々とティーハウスを営んでいる女性。そこで死体が見つかり、今まで閑古鳥が鳴いていた店になぜか人が訪れる。警察なんてあてにならないと勝手に犯人捜しをはじめる。彼女には武器がある。持ち前の強引さと料理だ。徹頭徹尾ハートウォーミングに振っていて、真相に見当がついても微笑んで許してしまえるようなお話。最近読んだ中では被害者のクズさ加減がいちばんで笑ってしまった。2025/04/06

22
面白かったぁ♪ヴェラさんは、お料理とキャラで愛されましたね^ ^一つ気に入らなかったのは、彼女が年寄り扱いされてたこと、ほぼ同年齢なので結構複雑な心境です。とはいえ、次作も翻訳して欲しいです。2025/07/27

わたなべよしお

20
いやはや。ミステリーとしては、さほどでもないが、何とも心温まる、ステキな本でした。何たって、ミセス・ワンことヴェラがキャラが愛すべきだし、ほかの登場人物たちの造形もいいね。奥深い中国茶の世界に入って行きたくなるし、ヴェラのつくる中華料理も食べたくなる。そういう意味でも魅力的な本でした。2025/04/29

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