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内容説明
母をなくした少女の喪失と再生を描く物語。
12歳のエリーズのパパはフランス人、ママは日本人。4年前にママが死んでからパパは心を閉ざしたまま。家で日本語を喋るのは禁止。日本のアニメをみるのも禁止。パパはたくさんのルールを作った。エリーズは、親友のステラとかくれて〈NARUTO-ナルト-〉を一緒に見ながら、パパの顔色をうかがう日々をすごしていた。そんなある日、日本からソノカおばあちゃんがやってきた!
日仏カップルのもとに生まれ、母親を亡くした子どもの心の喪失と家族の再生を描く、心あたたまる物語。2023年、フランス大手出版社ガリマール・ジュネス、テレラマ、RTL主催の児童文学新人賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
雪丸 風人
13
日本文化へのレスペクトが凄い!主人公は12歳の日仏ハーフ。理由がわからないまま母が消え、父は心をやられて生活は一変、なかったことにされた大切な人の面影を、彼女が制約を乗り越え追い求めていきます。喪失家庭の息苦しさが痛いほど伝わってきましたね。序盤は読むのが辛い面もありましたが、祖母をはじめとしたエネルギー全開なキャラたちに助けられ、ハマりスイッチがON!困っている相手と真摯に向き合うことで開けるストーリーの虜になりましたよ。家族愛と友情がたっぷりと心に効く一冊でした。(対象年齢は12歳半以上かな?)2025/05/17
nekomurice
6
エリーズのそばにステラがいて良かった!お母さんが亡くなって4年、お父さんとおばあちゃん、そして友達と一緒にひと山もふた山も乗り越えていくハートフルなお話でした。日本文化をこよなく愛するステラのお辞儀、日本語がかわいい。2025/06/18
c.k
4
図書館新刊コーナーより。4年前に日本人のママが亡くなり、フランス人のパパとフランスで2人暮らしの12歳のエリーズの話。パパはママの死にショックを受け、家でママの話、日本語、漫画も禁止とさまざまなルールをエリーズにさせていく、そこへママのママ、ソノカおばあちゃんが日本からやってきてというお話。漫画のナルトがでてきたり、日本人としてすごく親近感が湧いた。作者はフランス人、日本に5ヶ月滞在してと聞き、すごくびっくりした。身近な人の死の乗り越え方が国によって違うとは。読後の表紙の絵がとてもいいな。2025/11/15
timeturner
4
母親を亡くしただけでなく父親まで失いかけたエリーズが、ジグソーパズルと親友のステラと京都からきたソノカおばあちゃんの力を借りてパパにとりついたイキモノと対峙する勇気を得る話。『レモンの図書室』っぽいシチュエーション。『NARUTO』ファンならより深く楽しめそう。それにしても、『優雅なハリネズミ』を読んだとき、『アストリッドとラファエル』を視たときにも思ったけど、フランス人って日本人と日本文化に対して過剰な憧れを持っているよね。2025/06/17
のん@絵本童話から大人の教養本まで
3
フランス人のパパと日本人のママから生まれたエリーズ。ママが死んでから家の中では様々なルールが。ママのことは話さない、日本を連想するものも禁止。そんな暗い空気の中、しびれを切らした祖母が日本から来る… NARUTO、ドラゴン、コスプレ…日本人が読むと親近感増し増し、これが翻訳本とは思わないほどナチュラル。高学年〜2025/06/27
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