マンガの原理

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マンガの原理

  • ISBN:9784046068101

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内容説明

最高峰の技量を持つ森薫・入江亜季と、『Fellows!』『ハルタ』『青騎士』創刊編集長による、体系的な理論と技術。「視線誘導」「跳ね上げ」「めくり」「キャラ立ち」「フリウケ」……その全てがこの1冊に。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

118
何気なく読んでいるマンガだが、実はコマ割りや構図、フキダシからストーリー展開まで恐ろしいほど細かく計算されていた。ページをめくる手を止まらないテクニックを編集者が実作者に教育するプロセスは、規律と兵器の扱い方を新兵に徹底して叩き込む軍の訓練に思える。読まれなければ即アウトの世界だけに、負ければ死を意味する兵士と似るのも当然か。いわゆる高尚な芸術に比べマンガを下に見る風潮は今も根強いが、画家や作家より厳しく鍛えられているのは確か。読み続けられるマンガを生む技術を磨く活動は、日本マンガのQCサークルといえる。2025/04/20

syaori

54
漫画雑誌『ハルタ』『青騎士』創刊編集長とその看板作家二人による漫画の技術についての本。読者の目線の移動やリズムを意識したコマ割りや、キャラクターの性格を外見に反映させる(=読者を裏切らない)など長く読まれる作品を作るための技法、つまり読み手が作者を信頼して作品に没入できるようにする技術を具体例を示しながら説明してゆきます。漫画を描く予定がなくても、照れ線など表現の「記号化」「形骸化」に自覚的であることや自分の表現や物語が「自己満足ではないか」と問い続けることといった指摘は文章を書く時にも役立ちそうでした。2026/07/16

akihiko810/アカウント移行中

25
実践・面白い漫画の描き方。マンガ雑誌「ハルタ」編集長が、漫画家の森先生と入江先生と共に、実践している「漫画を描く技術」を詳しく説明。印象度B+  漫画を描く人向けの実践を伝授する「漫画家入門」。しかも「消費財(読み捨て)」ではなく、長く愛される「ハルタ」向けの漫画の作り方。  コマ割りは1P7コマが基本。瞳はキラキラさせて、鼻の穴と爪は描くべし。細かいところから、キャラの立て方、物語の作り方まで一通り学べる。漫画は描かないのでぎっちりは読んでないが、なかなか面白い本。漫画家志望者はマスト。 2025/04/10

緋莢

12
図書館本。『乙嫁語り』の森薫、『北北西に曇と往け』の入江亜季と、2人のデビュー以来の担当であり、『Fellows!』、『ハルタ』、『青騎士』を創刊した編集者・大場渉が、コマ割りや視線誘導、フキダシ、キャラクターなどなどの〝原理”について書いている本。要所要所で2人の作品を使って解説しているので、漫画を描く人、漫画家を目指している人には、とても参考になるだろうな、と。<絵も、セリフも、どちらもしっかり見せたい「見せ場」であればあるほど、絵を見せるコマとセリフを読ませるコマは別にするべきなのです>(続く2025/11/03

しゅー

9
★★★あくまでマンガを読む側の視点で学ぶ。マンガに限らず創作物全般に通用しそうな話も多い。まずは絵画の鑑賞法にも出てきた「視線誘導」。プレゼン資料のつくり方でも登場したり、大事なポイントだ。マンガは吹き出しに入っていない文字も駆使して誘導してるのね。次にキャラ・ネタ・ストーリー。①環境→②目的→③性格でキャラが決まる。キャラの目的とストーリーが絡み合って作品全体の伝えたいことを表現する。それに対してネタは1話限りの原動力。最後に「5軸起こし」。4大要素(恋愛・謎解き・成長・復讐)を含んだ5つの軸を決める。2025/03/09

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