小学館文庫<br> 先駆けの勘兵衛

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小学館文庫
先駆けの勘兵衛

  • 著者名:松永弘高【著】
  • 価格 ¥1,034(本体¥940)
  • 小学館(2025/02発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094074260

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内容説明

一番乗りは儂のもの、武功は誰にも渡さぬ!

渡辺勘兵衛は血路に迷っていた。
織田信長が弑された本能寺の変に巻き込まれ、明智光秀への味方を選んだ主君・阿閉貞征が山崎の合戦で敗れたのだ。
北近江の大名・浅井長政の重臣・阿閉家に仕え、精鋭の母衣衆のひとり、「鑓の勘兵衛」と呼ばれるほど武功を挙げてきた勘兵衛だったが、さすがにもういけなかった。
命からがら逃げ延びた落ち武者の勘兵衛は、しばらく世情を窺うべく、近江と美濃の国境にそびえる伊吹山に身を潜めることに。
だが、逃亡生活は長くは続かなかった。食い扶持を得なくては、妻も家臣も食わせていけないからだ。
勘兵衛は腹を固めざるをえなかった。
以前、引き抜きの声をかけてくれた、今は敵将の羽柴秀吉に頭を下げ、拾ってもらうしかないと。山を降り、どうにか秀吉との面会に漕ぎ着けた勘兵衛は、加藤虎之介や福島市松、加藤孫六にきつい洗礼を浴びながらも、羽柴秀勝のお付きを手に入れる。
ようやく食い扶持を得、さらに秀勝の武徳に惚れ込んだ勘兵衛は、名誉挽回とばかりに、秀吉と天下人を争う柴田勝家の軍勢を賤ケ岳で迎え撃つ。
戦国から江戸まで軽輩武士に絶大な人気を集め、一大勢力を誇った渡辺勘兵衛を描いた長編武将活劇!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

好奇心

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先駆け勘兵衛、本名通りの戦国侍を描いた物語、別称 死なずの勘兵衛、当たらずの勘兵衛 その名の通り、生き延びることだ出来た、本名は渡辺勘兵衛、阿閉家に仕え、阿閉家滅亡の後、秀吉の養子 信長の四男 秀勝に仕え その名の通り先駆けを務め、自由に活躍し厚遇を受けていた、彼の運命は、秀勝の若くしての病死で狂い 以後その才を活かされず終わった、たらればの世界であるが秀勝が長寿したら勘兵衛、もっと言えば 豊臣家の運命も歴史も変わったかもと思いはさせる?2025/04/18

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