内容説明
団子屋の看板娘・たまは、おつかいの帰りに辻斬りの現場に遭遇し、恐怖で気を失ってしまう。目を覚ますと破れ寺で辻斬りの夜四郎に介抱されていた。曰く、彼にかけられた半死半生の呪いを解くためには百八のあやかしを斬らねばならず、辻であやかしを待ち伏せしていたのだと――。実はあやかしを判別する目を持つたまは、夜四郎に頼み込まれ、彼のあやかし探しに協力することになる。そんな折、たまは団子屋を訪れた客・佐七に生き別れの母捜しを頼まれ、さらには幼い頃に姉のように慕っていた滝も姿を消した旦那を捜していると聞く。二つの人捜しとあやかし探しが交差した時、とある真実が浮かび上がる。あやかし斬り夜四郎と町娘たまの妖怪退治譚、ここに開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫音みけ
2
人とあやかしとを見分ける目を持つ少女たまと、訳あって半死半生の身である侍の夜四郎。二人が出会うあやかしたちのお話はおどろおどろしくも切ない。ろくろくびとのっぺらぼう、二編からなる一冊。小気味好いテンポの文体と、絡み合う人間ドラマに魅せられて一気読みでした。人の本質を突くような美成の言葉が胸に刺さる。あと主人公のたまがとても可愛い。2025/02/25
桜城誠
0
あやかしが見える少女があやかしを斬る侍と出会い、あやかし斬りを手伝う話。あやかしと人間の悲しい縁の物語で、特に美成先生とのっぺらぼうの関係性が湿度高くて良かった。あくまで友人同士だけど、悲恋のような感覚で読んでた。2話しか収録されていないが、話の内容が濃いので満足感がある。2025/08/16
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