サクラは何色ですか?: 西田幾多郎の思想

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サクラは何色ですか?: 西田幾多郎の思想

  • 著者名:大澤正人【著】
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 現代書館(2025/01発売)
  • ポイント 25pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784768468951

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内容説明

日本が生んだ世界的哲学者・西田幾多郎の「絶対無」の思想をサクラの花見ることを通して分かりやすく解説。古今東西の哲人援用しながら、西田哲学の「解釈」では無く、西田の生きた思想を伝えようとした。また西田の「身体論」を初めて解読した。古人が見たサクラは今我々が見るサクラと同じものではないが、同じサクラである。サクラの蕾をどんなに買いたいしてもサクラの花は出てこない。何故、同じように春にサクラが咲くのか。西田哲学の現代的意味も探る。

【主な目次】

第Ⅰ部 サクラ考

   はじめに
 一、花はあるか
 二、いのちの形
 三、場所とはたらき
 四、有と無と成
 五、現れと目撃
 六、思念と情緒
 七、ともに見る
 八、彼方を見る
 九、思想の運命
 十、彼岸と此岸
   むすび

第Ⅱ部 ロゴスと身体――西田幾多郎の身体論

   はじめに
   読者のための概要
 一、身体としての自己
 二、ロゴス的身体
 三、直観する身体
 四、時空間としての身体

あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろゆき

0
丁寧に西田幾太郎の哲学を分かりやすく解説している本だと思う。ただ結局、私には理解しがたいのは西田そのもののためだろうか。ヘーゲル論理学の始まりとなる、「ある」つまり無規定の有、それ故にイコールで結ばれる無、というのは、無規定故それ以上は分析できない思考の限界点(ヘーゲルにとっては始まり)と思うが、それより「広い」西田の絶対的無は、どうしても理解できなかった。そして「場」。サクラが使われているが、自然を眺めるそこに私はなく、渾然一体となるところからはじまるような、陶然とした感覚には危うさしか感じず、私は抵抗2012/11/09

しょ~や

0
西田幾多郎の本とか一度ちゃんと読みたいなぁと思っているので、まずは解説本でもと思ったが、用語が難しい……2018/05/23

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