- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
福岡県久留米に生まれ、小さな足袋屋から身を起こし、地下足袋を考案し、当時日本では無理といわれた自動車のタイヤ製造を始め、ついに世界一のタイヤメーカーに育て上げたブリヂストンの創業者・石橋正二郎の生涯を活写した伝記。
【主な目次】
序 昭和恐慌の真っ只中に創業した石橋正二郎
第一章 久留米と正二郎
事業家石橋正二郎を育んだ祖父安平と久留米商業
足袋王国久留米の魁となった倉田雲平
第二章 実業家への途
大実業家への道を拓く正二郎
独創が独走を生むことを知る
価格革命で市場を制する
大実業家石橋正二郎の誕生
世界商品で世界を制覇
第三章 タイヤメーカーとして歩み始める
国産タイヤこそわが生涯の事業
ブリッヂストンの誕生
日本足袋と経営を分かち、新生ブリヂストンを築く
第四章 世界のブリヂストンへ
世界レベルへ、技術革新で大躍進
果敢な営業で国内を制覇
世界一の工場で世界一のタイヤづくり
第五章 人びとの楽しみと幸福のために
創業者石橋正二郎の最後の決断
企業は公器なりを掲げ、経営と資本を分離
世界企業として羽ばたくブリヂストン
独創と独走の経営を探る
理想社会づくりを目指した正二郎
世界遺産としての絵画コレクションを守るために
参考および引用資料
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nakagawa
0
私が住んでいる故郷の久留米出身の偉大な経営者です。久留米から世界一のタイヤ会社のブリジストンを作った男です。彼の経営信念は世のため人のためというものであります。僕も彼のその姿勢は見習わなければならないです2017/03/02
鈴木 栄一
0
成功する人というのは「偏り」とか「こだわり」があるものですが、それが経営のあるべき姿へのこだわりとか、経営を突き詰めて偏って見えたりしている点が好感がもてます。創業者ってこうであってほしい。特に感銘を受けた点は ・足袋屋時代に肌感覚で顧客志向のマーケティングと従業員志向の 組織運営、銀行との駆け引きなど経営の基本を体得している。 ・常に先の社会の姿を具体的に予想して経営判断している ・常に一流の人に交わり、現物現場で物事の一次情報に触れている ・和して同ぜず、熟慮断行を信条としている。2015/05/04