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内容説明
1964年(昭和39年)の東京オリンピックから現在まで、日本人は何を求め、何に苦しみ、何に喜びながら走り続けてきたのか? 円谷幸吉、君原健二、瀬古利彦、中山竹通、小出義雄、金哲彦、大胡光次範、有森裕子、高橋尚子、スポーツ中継を担当するテレビ会社社員。そして、伝説のコーチであるセラティ。アスリートたちの肉声を伝える、スポーツ・ルポルタージュ。マラソンを通じて見えてくる、新しい日本人論。
【主な目次】
プロローグ
一章 後ろを振り向くな
二章 ランナーという作品
三章 捨てられた犬の反逆
四章 セルフィッシュの時代
五章 テレビに向かって走れ
六章 人はなぜ走るのか
エピローグ
追録 野生の魂
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ないとう
4
日本人とマラソン競技の歴史やエピソードを手早く学ぶにはちょうど良い本。追録の辺りは飛ばしてしまいました。2018/12/11
としき
3
アマチュアスポーツとマスメディア対応について深く切り込んだ話。これまでマスメディアの経済至上主義にランナーはどれ程翻弄されて来たのか!自分も最近大好きな箱根駅伝を観ながら、何とも言えない違和感を感じる。日本独自のガラパゴス化した駅伝にショウービジネスが見え隠れしている。駅伝はマラソンへの登竜門なのだろうか?何人もの駅伝スター選手が早々とリタイアするのはどうしてか?誰が彼らを食い物にしたのか?耳が痛い話だが、著者は市民ランナーにも苦言を投げかけている。我々もマスメディアに躍らせれている一人なのかもしれない。2018/04/14
ぴろこ
2
今も円谷幸吉さんのお墓参りをされているという君原さん、マラソン大会でよくお見かけします。今は何も背負わずいつまでもお元気で走り続けて欲しいと思うのはファンのエゴでしょうか。中山竹道さん、苦労人だったんですね。中山さんも練習したという箕面駅から妙見山往復コース、すごくしんどくてもう行かないと思っていましたがこの本を読んだらまた行ってみようかなと思いました。ページが進むにつれ単に走る、ということからスポーツ界の裏側の話になって、読み終わったあと少し暗い気分になる本です。2019/11/01
よこまつ
2
円谷幸吉から東京マラソンまでの日本におけるマラソン・長距離走小史。巻末追録に、名コーチ・パーシーセラティのトレーニング方法を自分の経験を交えて書き上げており、これが非常に貴重。パーシーセラティなんて、もはや日本人の現役選手の何人が知っているだろうか⁉︎ 大学時代、彼のトレーニングメニューを調べようと思っても資料がなく挫折した経験があるが、彼にとってメニューが重要ではなかったことわかり、納得。2018/02/11
mimasaka.masa
2
日本の陸上競技 長距離界の構図、選手と指導者との確執、スポンサーやマスコミの思惑が綯交ぜに表されていて、今まで霞んでいた部分が見られた気がした。と同時に、世界との競技への向き合い方も比較されており、長距離界やそれを取り巻く関係者、陸上競技ファンへの警鐘本とも窺えた。2017/11/11
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