内容説明
精神病院をなくしたバザーリア(伊)、入所施設の論理を破壊しノーマライゼーション原理を唱えたニィリエ(瑞)、教育の抑圧性を告発したフレイレ(伯)。動乱の時代に社会に大きな影響を与えた3人を貫く「実践の楽観主義」の今日的意義。
【主な目次】
序章
第一章 アッセンブレアと対話
第二章 施設の理論を「括弧に入れる」
第三章 四十年後のトリエステ
第四章 ニィリエの「二つの人生」
第五章 一九六九年のニィリエ――時代の転換点
第六章 「ニィリエは自分で考えることを教えている!」
第七章 相手を変える前に自分が変わる
第八章 オープンダイアローグとの共通点
第九章 批判的な探求者
第十章 自由こそ治療だ
終章
注
引用・参考文献
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tu-ta
2
この本の出版記念の竹端さんと藤田さんの対談を聞きに行ったときに購入し、買ってしまったから読めるかなと思っていたが読了できた。面白かった。 この読書メモをまとめるのに、ほぼ1か月 2万字を超えて、二つに分けた。 『「当たり前」をひっくり返す』メモ(前半) https://tu-ta.at.webry.info/201902/article_3.html ・ 『「当たり前」をひっくり返す』メモ(後半) https://tu-ta.at.webry.info/201902/article_4.html2019/01/19
carrion_crow
1
テーマ自体にはあまり興味無かったのだけれど、最近気になっている竹端寛の本なので読んでみた。 イタリア・スウェーデン・ブラジルで精神病院や識字教育に関する改革(?)を成し遂げた3人のエピソードから社会の「常識」が覆される過程の共通性を見いだして行く本(?) 他の著作でも紹介されていた「理性の悲観主義と実践の楽観主義」という言葉の意味が、具体的なエピソードによって理解が深まった感じがする。 この3人が活躍できたのは時代性もあるよねー、と言われると、じゃあ今はどうなのかというのがちょっと気になった 2025/05/11
Red-sky
0
70年以上たってもまだまだ考えさせられるほど色褪せない議題をもたらしてたお三方だと改めて思わさせられるものだった。本自体は文献引用からの説明の構図が続いてちょっと読みにくかった。2020/03/20
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