内容説明
今の政治や経済、社会の停滞のメカニズムを分かりやすく解き明かし、アベノミクスや「反緊縮」とは前提を異にする、まったく新しい見地からの経済政策と社会のビジョンを提示する。人口減少時代を迎え、従来の人口増加時代の経済認識やアプローチを転換させることが不可欠であり、インフレ誘導や国債発行などの対症療法ではなく、政策決定過程の透明化や民主化等を通じた根治的な経済・社会の体質改善が迫られていることを丁寧に説く。
もう「野党支持者には対案が無い」なんて言わせない!
【主な目次】
はじめに――人口減少を受け止めない日本
第1章 なぜ人口が減少しているのか?
第2章 なぜ人口減少をもたらす経済になってしまったのか?
第3章 なぜ誤った経済政策を続けてきたのか?
第4章 政治を変えれば社会は良くなるのか?
第5章 どのようにして低成長と人口減少に適応するのか?
おわりに――社会を変えるのは、あなた
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
バーバラ
9
刺激的なタイトルだがいたってまっとうで冷静な内容である。それぞれの省庁や団体でよしとする「部分最適」の集合体であることから生じる日本社会の閉塞した現状を指摘し、いかにして全体最適な社会にするかというのがテーマ。高度経済成長の成功体験から逃れられない自民党政権では社会の変化に対応することは無理なので政権交代して異なる手法で人口減少や気候変動などに立ち向かうべきだと説く。ぜひとも政権交代を成し遂げ日本社会を持続可能なものに作り変えたい。そしてその時には田中先生に政策ブレーンとなっていただきご尽力いただきたい。2020/08/08
kaka
6
きちんとしたエビデンスを元に、これからの日本がどうすればよいのかが書かれています。少子化の原因は出産の減少だと思っていたけど、夫婦一組の出生数はそんなに減っていない。そうか、結婚する人が少なくなったのが原因なのか。P116の「精神総動員」には背筋がゾッとした。います、いますよそういう方たち。あの人たちの事をそう呼ぶのですね… 多くの人に読んでもらいたい本です。2020/09/15
sakase
2
行政が政策転換できないのは 部分最適を組織の論理としているから。業界の利益団体の部分最適の集合体が政党。2020/08/03
大井耕介
2
私にとっては、希望の書。まだ、詳細な政策に落とし込み作業が必要と思われるが、この方向に社会が変わっていくといいな。明石先生の本は絶望感が大きかったが、少し心が軽くなった。何か手伝えること、あるかな。 読んでよかった。2020/01/15
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