バンブーコミックス エッセイセレクション<br> 京都花街はこの世の地獄~元舞妓が語る古都の闇~

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バンブーコミックス エッセイセレクション
京都花街はこの世の地獄~元舞妓が語る古都の闇~

  • ISBN:9784801943308

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内容説明

『5000万円で処女売られそうになった。』
SNS上で衝撃の告白をした元舞妓の体験を元に、耳を疑う花街の真実に迫る。
★単行本カバー下画像収録★

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

38
数年前に桐貴清羽さんが舞子(中卒~20歳まで)として活動していた時に受けた様々な虐待を公にし、ぞっとしながらも(そんな世界だよな)と思いました。…20年程前に京都の友人に都をどり見物に連れていかれた時も、負の部分が気になったのを覚えています。…そう…あの頃はまだ、弱い立場の人に声がなかった。中卒でその世界に入った女性が、どのようにその世界に染まっていくか…抜け出せないシステムを「伝統文化」と言い切りたくないです。よく書いてくれました。2025/09/08

さとか

31
ちょっと前に京都の舞妓の奴隷的労働について告発した元舞妓さんの経験が原作。舞妓さんの殆どが中学を卒業し、社会の右も左も分からない時期から花街での修行を始める。舞妓を志す純粋な気持ちを踏み躙るような置き屋やお茶屋の仕打ちにぞっとしたし、若い彼女達に群がる大人たちも気持ち悪すぎた。。きっと、舞やお稽古への純粋な努力をする子ではなく、客のあしらいや化粧(魅せ方)の上手い子がのし上がっていく世界なんだろう。各花街も暗にランクがあるのでは。1番格式の高い祇園甲部でもこんな感じなんだろうか。続編もぜひ読んでみたい。2025/09/28

macho

12
「舞妓はお人形さん」どう解釈するかはヒトそれぞれですが、一部の富豪しか知り得ない内容をここまで知れたのは驚きですね。心に響いたのは「家族か家庭か健康を壊す覚悟がないお座敷遊びはできまへんえ•••」なんて、親切な女将さんなんでしょう。地獄に仏ですね。いや、極楽か。とはいえ、慣れなんでしょうが。慣れは恐ろしい。マンガでなければ重い雰囲気になるところでしたが、比較的後腐れなく読めました。要は江戸時代からある伝統芸能を扱う銀座高級倶楽部です。流石妖都です。いや、狂都か。芸妓さんは歴戦の猛者ですか、なんだろう納得。2025/09/30

chatnoir

8
高校時代の友人が首のすっとした子で親戚の人に舞子さんに誘われてたらしい...行かなくてよかったね...と心から思った。同期も先輩もお店のお母さんも誰も助けてくれないどころか...いじめる、陥れる、怖すぎる。客も金持ちなんだろうけど、品がない。粋に芸を楽しんで欲しい...けど、そういう所と言ってしまえばそれまでなのか...。2025/10/06

oyoide

2
昨今の芸能界の性暴力やパワハラ事件と同じく、なんとなく薄っすら分かっているが、知ることを遠ざけてしまっていた事実だ。 なぜ私たちはこうした事実を知ることを遠ざけてしまうのだろうか。事実を知れば自分のしてきたことや思想を改めざるを得なくなるからだろう。そしてそれは途方もなく広い範囲にまで及ぶので、逃避のために思考停止になる。  花街では多くの権力者がそれを支えているからこそ、この搾取と暴力が無くならない。私たちは「文化や技術の継承」という言葉に惑わされることなく、こうした構造を変えなければならないなと思う。2025/06/03

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