「無印のカレー」はなぜ売れたのか? 食品ビジネスで成功する思考と仕組み

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「無印のカレー」はなぜ売れたのか? 食品ビジネスで成功する思考と仕組み

  • 著者名:中村新
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • オレンジページ(2025/01発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784865936940

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内容説明

陰の立役者が豊富なエピソードとともに解説
レトルトカレーの新境地を切り拓き、 無印良品の「食」の象徴的存在となった「バターチキン」。その味づくりに長く携わった産業フードプロデューサーが、ヒットへの道程や極意を解説。思考から値づけまで食ビジネス成功のポイントを明かします。付録「中村新オリジナル 簡単ごちそうレシピ」を収録。

《コンテンツの紹介》

【はじめに】成功の土台にはフィロソフィーがある

【1章】噺家志望だった少年が、食の世界にとりつかれた
・客商売でいちばん大切なこと
・はからずも”料理界の東大”へ
・携帯のない時代、電車で何をしていたのか
・人生を変える出会いと大失敗
・ゴミは宝物――捨てる神あれば、拾う神あり
・夢の番組担当が始まった
・ヨーロッパ修行で受けた洗礼
・発想・技術・道具で得た小さな栄光
・ウェインストック卿の週末料理人
・プロデュース業の重要性とおもしろさに目覚める

【2章】無印のカレー開発秘話―おいしいだけでは売れない
・おいしいだけでは売れない
・小さな転機
・素の食は民藝に置き換えられる
・たかが下味、されど下味
・「レトルト食品」が売れていた理由
・無印良品の要は品質管理
・本場に出かけたからこそわかったこと
・課題を抱えるエースの改良依頼がきた
・海外食リサーチの心得
・バターチキンの”無印良品的本質”を見つける
・おいしいものは油脂(アブラ)と塩でできている
・購買ターゲットは誰か
・最初の試作品ができあがる
・バターチキンカレーを変えたもの

【3章】バターチキン快進撃の根底にあったもの
・どっぷりと世界に入ることでわかるフィロソフィー
・バーミキュラの鍋は”MUJIっぽい”か?
・「これがいい」ではなく、「これでいい」の意味
・”味覚成長”を見すえた戦略
・味の深化につきまとう原価調整の課題
・原点回帰=先祖返りではない

【4章】神田カレーグランプリの勝利
・カレー店立ち上げ参画の機会がやってきた
・ここでカレーの話を少し掘り下げる
・目指すは熟成ではなく「鮮度」のあるカレー
・グランプリを取るための秘策
・ついにその日がやってきた

【5章】「地方」「土着」にひそむ、食ビジネスのチャンス
・地方創生と食――こんなにおもしろくて難しいネタはない
・黒潮町の町長から入ったミッション
・車内反省会でひらめいた付加価値
・人件費をプラスに変える、発想の転換
・「6次産業化」セミナーで農作物を商品化
・「いっちょういったん」という地産品ブランドの展開
・都市部で地域産品を売る時代は終わる
・旅は道連れ、食を売れ!
・地方らしさを存分に発揮して、粗利を高く獲得する

【6章】いちばん難しい「値づけ」の極意
・食の定価の基本構造とは
・価格決定時に何を優先するか
・精度の高い「適正価格のリサーチ法」
・食における「ブランド」とは
・定価は「コンセプト」の集大成
・利益に影響する5大要素
・食の定価の基準を推しはかる
・原価度外視の地方産品がなぜ生まれるのか
・干し芋が教えてくれた、定価に込められた親心

【付録】中村新オリジナル 簡単ごちそうレシピ
・にんにくと豆のスープ たっぷりのオリーブオイル
・にんじんのレモンバター煮
・大根と白菜のドイツ風ソテー
・サーモンのステーキ 豆乳ハーブクリーム添え
・ホタテ貝柱のカルパッチョ 生かぼちゃドレッシング添え
・青ネギと牛肉のバジル丼
・味付き薄揚げが決め手のゴーヤチャーハン

※定価、ページ表記は紙版のものです。一部記事・ 写真・付録は電子版に掲載しない場合があります。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

燃え尽きタコ

15
割と面白かった。食品の改善に関する考え方については参考になる。2025/04/27

スプリント

10
無印良品の食料品は評価が高いが値段も高いという印象 しかし値段が高いのもうなづける哲学があった。2025/04/26

nobu23

8
無印良品のカレーなどプロデュースした著者による、これまでのフード関係の仕事の紹介と、成功のノウハウをまとめたもの。無印良品のグリーカレーやバターチキンカレーの改良、改善の話が面白かった。2025/05/08

Go Extreme

2
成功哲学: 成功要因 料理の質 顧客対応 サービス向上 商売の感覚: 顧客心理 機嫌管理 商売の工夫 体験価値 料理人の成長: 自己成長 実技習得 料理学校 技術向上 無印良品の理念: 素の食 シンプル 質の追求 顧客志向 商品開発と戦略: 市場競争 商品改良 競争力 地方産品と六次産業: 地域特産品 地方経済 産業振興 食の魅力 価格設定と経営戦略: 適正価格 原価計算 人件費 経営効率 環境と持続可能性: 温室効果ガス 持続生産 環境負荷低減 産業品質 若手育成と未来: 食文化継承 人材育成 世代交代2025/02/19

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