歴史から観る中国の正体

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歴史から観る中国の正体

  • 著者名:宮脇淳子【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 徳間書店(2025/01発売)
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  • ISBN:9784198659516

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内容説明

中国とは何か? 中国人とは誰か?

中国という国を誤解し続けてきた日本人


中国4000年の歴史などというのはまやかしにすぎないのに、日本人は長い間、漠然と信じて疑うことを知らなかった。じつは、中国は1912年に誕生し、中国のナショナリズムは1919年から始まったというのが真実の歴史なのだ。このように中国という国は誤解され続けてきた。
例えば、現在の中国の指導者である習近平主席は、「中国の夢」の一つとして「中華民族の偉大なる復興」というスローガンを打ち出しているが、その背景には、「一八四○年のアヘン戦争でイギリスに負けたときから、屈辱の中国近現代史が始まる」という民族のルサンチマンがある。しかし、これも毛沢東がつくった神話にすぎない。
実際には、中国は日清戦争の敗戦を契機として、多くの清国留学生が日本に留学し、その歴史は独立性を失い、日本によって東アジア文化圏に組み込まれたのである。そして1912年に起きた辛亥革命によって国家としての中国も中国人も生まれた。1949年に誕生した中華人民共和国は、中華民国とは別の国家であるのに、略称が同じ中国だから中国と中国人は国家を超えてずっと昔から存在したかのように思わされているだけなのだ。
中国という名称ひとつをとってもこのような誤解がまかりとおっていて、いまだに正確には理解されていない。中国が覇権を握ろうと強圧的な態度に出てきている今、いったん歴史の根源に立ち返って、中国というキメラのように捻じれてしまった国家イメージをただすべきだろう。歴史を知らずに、中国という国家の本質は理解できない。そのために必要なえりすぐりの歴史知識が本書には詰まっている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

samandabadra

2
名前は大仰すぎだが、本当は、藤原書店が本の間には何でいる広報誌的な「機」という小冊子に載っていたエッセイをまとめたもの。エピソード形式で書かれているが、筆者が言う通り編集者の力で時系列無視のかたちでうまくまとめられている。少数民族に関するところ、言語に関するところは、大変参考になった。なお、宋の時代はモンゴルとか非漢族があまり活躍しなかった世界だが、美術や思想の面ではとても重要視されている理由もうまくまとめられているように思う。2025/02/21

Oki

1
古代ローマ帝国等と異なり、他民族に対し、融和政策(平等政策)ではなく差別政策を行っている中国共産党。 中国というFalse realityがうまくくずれてくれないものか。2025/08/04

Takuya Nishida

1
通史ではないので副読本的な存在かな。中華民国を含めても中国100年の歴史 支那大陸の歴史は2200年くらいって事を公に言えるようになったのはまだ最近ネットが普及してからの事 支那が変換項目に出ないマイクロソフトも影響力工作か?クロームだからgogleなのかな?2025/04/30

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