内容説明
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今なお続く現実から、目を背けるな。
2022年2月に始まった、ロシアによるウクライナ侵攻。
ジョージ・バトラーは渦中のウクライナにおもむき、
市井に生きる老若男女の声に耳を傾けた。
体中に銃弾をあびた元兵士、
息子を虐殺された母、
砲声の中で遊ぶ幼い兄弟――。
彼らはなぜ、勇気と決意を奮いおこせたのか?
現代の大きな悲劇についての証言を、
フルカラーのスケッチとともにお届けする。
※この作品はカラーが含まれます。
(底本 2025年1月発売作品)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mikarin
21
全く知らない本だったけどテレビのニュース番組か何かで紹介されてて興味を持った本。イラストとそこに添えられたインタビューで構成されていて文字数は多くないけれど読むのが辛くて時間がかかりました。戦争の真っ只中ですがイラストのせいか生々しさは無くてむしろ静けさを感じる。スケッチされたりインタビューを受けている間は緊迫した場面ではないからかもしれない。今もまだ続く戦争は終わりが見えない。四六時中他国の心配をしている訳ではないけれど、せめてたまには思い出したい。2025/10/21
りらこ
19
一見淡々としたように見えるイラストのなかに、人々の哀しみや戦争によって引き起こされるものが描かれている。 そして、市井の人たちへのインタビュー。 ウクライナで今、まさに今起きていることは、ニュースで見て「わかっていた」はずだったのに、 これを読んで「はっ」とする。 それは、ニュースに映り切らないところに、大勢の人たちの気持ち、人生、行動、生活、そして生死があるということの 現実感を知るから。 ひとり一人の人生が、感情が、私に訴えかけて くる力の大きさに、圧倒される。2025/02/09
のんたろう
7
実際にウクライナにおもむき、市井に生きる老若男女をスケッチし聞き取りをした証言集。タイトルにある「わたしのことも思いだして」はウクライナの詩人タラス・シェフチェンコの詩の一節だそう。登場する人たちのメッセージからも、その声が聞こえるようだ。ふつうに暮らしていた人々の生活が、ある日突然奪われてしまったことが痛いほど伝わってくる。あとがきにも写真とは違うスケッチによる取材のよさが書かれているが、登場する人たちの絵がとてもいい。2025/06/09
K Fussan
6
ウクライナの人々の哀しみ、悲痛な叫び、愛国心、怒り、不安、希望、不屈の魂…。生々しい証言とさまざまな想い。 当然のことだが、命の数だけそれぞれの人生がある。暮らしがある。歴史の教科書の中てはなく、現実に起きている戦争。いったい、いつまで命のやり取りを続けねばならないのか。一日も早い停戦を心から願う。 「いい国なんだ。きっとまた前みたいな、そんないい国にもどるから。」2025/03/13
ゼロ投資大学
3
2022年に突如として始まったロシアによるウクライナへの侵攻はウクライナに住む人々の生活を一変させた。家族や友人との離別を余儀なくされ、国内や他国での遠い地でいつ終わるかもわからない戦争の終結を願っている。本書に登場するウクライナの人々も、様々な立場からこの戦争の早期終結を願っている。2025/03/01
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