家族と互助・共助の哲学

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家族と互助・共助の哲学

  • ISBN:9784621309872

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内容説明

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私たちは他者との関係を抱えて一生を過ごす。その際、家族は人間にとって最も身近にあり、かつ密接に関わる社会集団となるが、それゆえに家族は、その時々の社会的課題を色濃く反映して変容しつつ、その維持存続がはかられる。未来社会の家族について哲学することは、これから私たちがどのような関係性を基軸にして人生をデザインしてゆくかという問題に直結している。生殖、誕生、子育て、介護とケア、家族関係といった諸問題について、それらにおける技術的課題、医療的課題、経済的課題、その他に光を当てることで、未来社会におけるライフデザインについて考えてみたい。

目次

第1章 家族なき世界における介護の未来――個人の自由と法律・制度
第2章 生殖技術がつくり出す多様な家族――後期近代における血縁と親密圏の再編成
第3章 ヤングケアラーから考える――その問題と私たちがめざすべきケアと社会の未来について
第4章 人間の義務としての高齢者介護――尊厳・親切・感謝のコミュニケーション
責任編者解題
引用・参照文献
責任編者・執筆者紹介
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Go Extreme

1
家族と介護:家族介護 介護負担 介護保険 社会的支援 在宅介護 高齢者福祉 介護制度 ヤングケアラー 生殖技術と家族:生殖補助医療 代理母 血縁主義 多様な家族 産まれ方の選択 家族の再編 法的親子関係 個人の自由と制度:介護の選択権 法整備 自己決定権 介護倫理 尊厳 尊厳死 社会福祉政策 人権 社会的責任:共助 互助 福祉国家 介護の公的負担 コミュニティ支援 介護の分業 人口動態 未来の介護 倫理と価値観:親孝行 伝統と変化 カント倫理学 家族の神聖性 親密圏の変容 家族の持続性 福祉哲学2025/03/10

ディス

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〇。このシリーズでいちばん分かりやすかったかなぁ。ただ現実世界に適用する具体的な方法とか、著者の考える解決策を深掘りはできていない感はある。カントの考えは美しいのかもしれんが、しかしそこまでうまくいきますかねー。ヤングケアラーにとってのケアの両義性の話がおもしろいというか、一方的にヤングケアラーは良くないことだと思っていたので、なるほどと思ったな。2025/06/09

takao

0
ふむ2025/06/08

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