内容説明
「形而上の存在の逆説を導き出す」映像というメディア「サブカルチャーとサブカルのハザマ」から始まった考察は、文学、哲学、社会学…、様々なフィールドを越境、流浪しながら、普遍的な構造、逆説のさらなる探究、メタレベルの意識の高見へ。
人は揺れる。情報と教養のハザマで人は成長を求め続ける。
「欲望のサブカルチャーシリーズ」ほか、数々のNHK異色教養番制作で著名な著者が伝える、Ai化と脳化、二極化と分断が進む社会にいま求められる日本的サブカル的思考法。なぜ世界はニッポンのサブカルチャーに惹きつけられるのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
151
一つの事柄であっても、切り口を変えれば新たな文化が見えてくる。伝えると伝わる、そのハザマを生きる。分断ばかりが目立つ世界で試行錯誤する著者は、数々の番組を手掛ける。映像の持つ可能性を言葉が捻じ伏せないように。大衆と個人、多くの人がネット社会の光と影を経験し、明確な論理で動くことの少なさに気付いた。現実と物語、人は映像そのものを見ることをせず、そのつなぎ目を見ようとする。フィクションだから描けるリアルがある。ゴダールの言葉に目が覚める。想像力を膨らませる人間から生じる感情のハザマは、安らかでも苦悩でもある。2025/01/28
Roko
26
サブカルチャーの魅力とは、世間の常識とは関係なく、自分の欲望に正直であるということだと思います。リアルの世界は暗くても、自分がのめり込んでいるサブカルチャーの世界では生き生きとしていられる。たとえ少数で会っても自分の発言に同調してくれる人がいる。そこが魅力です。ですから、サブカルチャーが肥大化していったら、そこからこぼれていく人もいるはずです。そして別のサブカルチャーを生みだすのかもしれません。#ハザマの思考 #NetGalleyJP2025/01/30
ショア
17
図書館本。深くて難解で興味深い。哲学と日本社会と歴史と教養とメディアと仕事と余暇と芸術と日常と非日常とさまざまな物が交差するハザマで何を考えるか。脳は主人ではなく、気むづかしい召使い。 - 安部公房「人間そっくり」 - ルース・ベネディクト「菊と刀」 - 岡倉天心「茶の本」 「人生にとって必要なものは〇〇、不要なものは〇〇」にあなたは何を入れるか? 1970年に現代社会は飢えよりも「疲労」が社会問題になる。寺山修司の中断のフラグメント。2026/07/12
老齢症状進行中
1
敬愛する丸山さんの最新本。一気読み。この人は、言葉の魔術師と呼びたいくらいに表現力が素晴らしいです。語彙の豊富さに圧倒されます。もちろん思考内容というか表現内容も同時に中身が凝縮されています。NHKでもいろんな人気番組を開発されてるみたいだし、今も欲望の資本主義・・・など活躍中。この人の講義も聞いてみたいなあ。2025/08/20
むちれお
1
群像に掲載されていたものらしい。抽象度の高い、空理空論と本人は書いているけど、なかなか理解が追い付かなかったな。また読んでみたい。2025/08/10
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