くらべて、けみして 校閲部の九重さん2

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くらべて、けみして 校閲部の九重さん2

  • 著者名:こいしゆうか【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 新潮社(2025/02発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103553922

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内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

校閲部の丹沢が受け取った、社外校正者からの一通の手紙。小説のゲラを読み、LGBTQの観点から表現を改めるべきではという鋭い指摘が――。ゲラの向こうにいる編集者、そして物語を書いた作家を相手に校閲者はどこまでできるのか!? ときに変態的執念で文字を追い、ときに作品世界の深部に迫る校閲者たちの物語!!  ※このコンテンツは固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shio

47
小さい文字が読めなくなってきた今日この頃。校閲の場面を想像するだけで酔ってしまうけれども、やはり奥が深くて面白い!!タイトルとか、大きなところだからこそ誤字を見落としてしまうって、分かるな〜。絶対やってまうわ。三省堂や新明解、明鏡国語辞典や、人名事典、近代文学大辞典など、校閲部員によって愛用する事典にもいろいろあって興味深い。編集VS校閲も、それぞれに作品を思うからこそなんですね。モデルになってる新潮社の社食、関係者として行ってみたい✨安くてちょっと個性的なメニューも素敵!梅干しグラタン、気になる〜!!2025/04/30

oldman獺祭魚翁

27
子のエピソードもっともっと読んでみたいのだが、今後はWebということ……いやいやもっともっと紙で出して欲しい。校正だけでなく校閲と言う興味深い分野だから、もっともっと知りたい。お願いしますよ新潮社さんm(__)m2025/05/31

阿部義彦

22
小説新潮での連載漫画これにて雑誌連載は終了ですが、webにて引き続き連載するとの事です。1巻では基本的な漢字や語句、事実確認、など想像の範囲でしたが、この巻では、更に表現の内容やポリコレ、差別にも踏み入って、前後編と長くなり編集者も入り交じっての本当にここまでやるのか?の実に面白く勉強にもなりました。因みに外校の丸山ちゃん、パンク、オルタナロック好きで実にタイプです。インドア派に見える丹沢君の趣味が山歩きなのは、安西水丸さんの影響なのですね、素敵です。編集の叶さんも校閲部に関する見方も変化。九重さん渋い!2025/03/04

まさおか つる

17
この物語は⋯⋯ 老舗出版社「新頂社」の校閲部で働く九重さん。新人・瑞垣さんの面倒を見ることになり、文芸校閲の奥深き世界に自らも迷い込みながら今日もゲラを見続ける。百年後も残る一冊を作るため−−−−−−。2025/06/15

ふわりん

14
前作の時もそうだったなぁ、校閲ってただ誤字脱字を見つけるだけじゃないんだったなぁと思い出した。前後の繋がりや表現の仕方にもチェックを入れ、時には著者にも返すことがあるということにも驚いた。そういう時に作家の度量もわかるよなぁとも思ったけど。作家や編集者はよく知られてるが、校閲者は縁の下でコツコツ頑張ってる人たちだから博識で力があるのになかなか光は当たらない。どんな題材の作品がきても校閲しなくてはいけないのは大変だろうな。いつも、へぇ、ふ〜ん、と感心しながら読んでる。知らない世界をまた覗いてみたいと思う。2025/04/03

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