内容説明
眠ってる…場合じゃない!?
長崎帰りの兄に追っ手が?
ぐっすり庵、大ピンチ!
現代人にも効く〈眠活〉の知恵満載!
居眠り、おうち入院、眠れる本…
眠りの悩みは時代を超える?
京のお茶修業から戻った藍。神田明神下で営む茶屋の千寿園は〈かくし茶〉で繁盛しているものの赤字寸前。次の一手で思いついた土産物は茶の器。
江戸で一番人気の瀬戸物屋・丸梅屋に依頼するが、店主の太郎左衛門にはある問題が……。
一方、兄の松次郎が身を隠す〈ぐっすり庵〉の周辺に怪しげな人物が現れて――最大のピンチ、切り抜けられるのか!?
目次
第一章 居眠り男
第二章 人の心
第三章 眠りの本
第四章 隠しごと
ぐっすり庵覚え帖
・寝つきノ良さにはご用心?
・おススメ、おうち入院!
・誤字でも読めるタイポグリセミア現象!?
・ダイエットのために、しっかり眠ろう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タイ子
71
藍が京から帰ったら看板が<ぐっすり庵>が<福もみ屋>に変わってる!?兄の松次郎だけでは食べていけないので、福郎がねむり猫のねうと共にマッサージもしながら稼いでいるらしい。茶屋の千寿園の赤字回復を図り、江戸一の瀬戸物屋に協力をあおぐことに。難しい承諾を偶然に取りつけた藍は可愛い湯呑を作ってもらうと一気に評判は上々。そして、長崎から何者かに狙われていた松次郎。ひょんなことから今までのお尋ね者生活から解放されることになる。人と人との縁はどこでどう繋がるか分からないから大事にしないとね。まだまだ続いて欲しい作品。2025/03/20
小梅さん。
11
幸四郎から離れて江戸に戻ってきた藍。 あいかわらずの兄松次郎とねう、そして周囲の人たち。 ぐっすり庵改め福もみ屋を訪れる人たちの抱えるものは、現代にも通じるものばかりで、時ほぐしていく様子が暖かい。 最後の依頼がとても大きな転機になる。 おじさんたちに秘密を抱えた後ろめたさも、そこにつけこむ悪人への対処も、1人ではないからやっていける。 松次郎もしっかり覚悟を決めたみたい。 藍も、いつか、きっと。 そんな日がくるのを信じられる。2025/02/27
読書好き・本屋好き堂
8
シリーズ第5弾。 色々と良かったな〜と思った😊 ひょっとして、これで終わっちゃうの?!などと思ったけど、多分続きそうで一安心🍀 タイポグリセミア現象、興味深っかた✨笑 続きはどんな展開になっていくのか、楽しみ🍵🎵2025/03/05
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