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内容説明
時代遅れの指導はなぜなくならないのか?
ベストセラー「<叱る依存>がとまらない」の著者が質す
子どもたちの学びや成長の促進に必要な“真のコーチング”とは
特別対談収録
須江航(仙台育英硬式野球部監督)
池上正(サッカー指導者)
萩原智子(元日本代表競泳選手)
スポーツ指導における「叱る」について、
その本質や向き合い方をさまざまな角度から掘り下げていく一冊です。
スポーツ界には未だに怒声や暴言、厳しい叱責を含めた「苦痛を用いた指導」が存在し、社会問題になっています。
本書はスポーツライターの大利実氏との共著という形を取っています。私自身は対人支援やコンサルティングの現場からスポーツ指導に関心を持っている人間であり、実際にスポーツ現場で指導してきた専門家ではありません。
そこで、野球界を中心に長年、育成世代の取材を続けている大利氏から、「叱る」についてさまざまな角度から問いを投げかけていただき、それに私が答える形で進めていきます。
指導者自身が「叱る」の根本を知り、理解を深めていくことが、子どもたちの心を育てる指導につながっていくと、私自身は考えています。
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(目次)
第1章 人はなぜ叱りたくなるのか
第2章 叱ることで人の心は育つのか
第3章 スポーツ界に求められる指導法
第4章 指導現場からの質問に答えます
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
61
良かった🙂著者は子ども・青少年育成支援協会代表理事で臨床心理士の村中直人氏と、中学軟式野球や高校野球を中心に取材をしているスポーツライターの大利実氏。子どもたちの学びや成長の促進に必要な「真のコーチング」とは何かを臨床心理の観点からアプローチした一冊。仙台育英硬式野球部監督の須江航氏や元日本代表競泳選手の萩原智子との特別対談も収録、ドキュメント番組を見てるようでとても興味深かったです。スポーツだけでなく教育一般に展開できる内容です。2025/04/15
ta_chanko
17
ティーチングからコーチングへ。闘争逃走モードから冒険モードへ。マッスルモデルからプラントモデルへ。目標よりも目的。叱る・罰するでは人は伸びない。自律的に考え行動できるように導くのが指導者の役割。人間がもつ処罰欲求を自覚し、叱責や処罰に頼らずに人が動く仕組みを整えることが大切。2025/04/02
読書は人生を明るく照らす灯り
14
あるある。オッケー!って感じで、期待せずに待つ事が大事なのかな。それって指導というより保護者??学校教育だと分かるが、プロになるとどうなるのかな?2025/07/26
Asakura Arata
6
冒険モードは精神的成長にも重要だな。フィードバックのある関わりがポイント。しかし、体育会系の根性論による虐待は、昭和時代のスポ根アニメの影響が大きいとつくづく思う。2025/03/10
トト
5
スポーツ現場が叱る指導や体罰になりやすいのは、権力格差が明確で密室性が高いから。頭で理解していてもついつい叱ってしまう。それは、人間に処罰欲求というものがあり、また短期的には効果があることもあるから。叱ることを意志で我慢するのでなく、叱ることがしづらい仕組みを作ることが肝心とのこと。方法についてはいくつか挙げられているので、試してみる価値あり。懲罰は一時的、短期的な効果は無くはないものの、長期的にはマイナス面が多い。選択の権利を当人に委ね、待つことが指導者には必要。スポーツの世界に限らない対人関係の話。2025/02/26
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