角川文庫<br> ぼくはねこの管理人 浪漫荘おもいでダイアリー

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角川文庫
ぼくはねこの管理人 浪漫荘おもいでダイアリー

  • 著者名:高橋由太【著者】/しまざきジョゼ【イラスト】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • KADOKAWA(2025/01発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041158272

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内容説明

川越市にある古い木造アパート「浪漫荘」。
その管理人の孫である漫画家志望の門脇暖(だん)は、祖母・門脇ちえが亡くなってしまったために管理人となった。
近々取り壊すことになるだろうと両親に言われているが、祖母の思い出の浪漫荘をなんとか立て直したい。
そう思う一心から、自らの夢を追いながら管理人として働きはじめた。
その浪漫荘には、祖母の飼い猫だった「ちっちゃいのすけ」が遺されていた。
ハチワレの黒猫で、足だけが白いいわゆる「靴下猫」だ。
話しかけるとまるで話が分かるようなそぶりをする「ちっちゃいのすけ」だが、まさか本当に分かっているはずはあるまい。
そう思いながら、暖は自身の悩みを打ち明けたりしてみるのだった。

* * *

ぼくの名前は「ちっちゃいのすけ」。
「浪漫荘」という古いアパートに住んでいる猫だ。住人たちには「ちーちゃん」と呼ばれながら暮らしている。
管理人のおばあちゃんが突然病気で亡くなってしまい、ぼくはひどく悲しんだけれど、
住人のみんなと亡くなったおばあちゃんのことばに支えられ、今もなんとか暮らしている。
そんなところに、新しい管理人がやってきた。
頼りない青年で、おばあちゃんの代わりなんかつとまるわけないのは承知だけど、実は助けてもらった過去がある。
その恩に報いるために、この縄張りを守る手伝いと、らくがきばかりする夢を追いかける手助けをしてやろうと思う。
住人たちはいろんな事情を抱えてここにいるけど、果たして暖は一人前の管理人になれるだろうか?

* * *

「浪漫荘」に暮らす暖と住人たち、そして人のことばが分かる猫の「ちっちゃいのすけ」が贈る、
過去の悲しみを乗り越え、今を生きる強い気持ちが湧き上がる、温かな連作短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

宇宙猫

16
★★★★ 飼い主のちえが亡くなり、管理人としてやってきた孫の暖(だん)を助けようと頑張る猫のちっちゃいのすけ。住人の過去や、友人に裏切られた暖の過去など、ちょっと切ないけど、軽く読めて面白かった。2025/06/09

小梅さん。

13
浪漫荘の猫、ちっちゃいのすけがとにかく可愛い! ヒトの言葉を理解してくれている。 ま、猫さんゆえに、ちょっと勘違いしちゃってるところもあるんだけど、それもまた可愛くて愛おしい。 ちえさんや、暖のために一生懸命なんだもの。 (猫ゆえになんか違うよ?なところもあるんだけど、そこがまた、以下同文w) ちえさんと豊治さんのお話、暖かくて素敵だった。 暖のかつての漫画の相棒刑樹と姉さんの話には、もう、、、 編集のリナと夫の話も素敵で。 浪漫荘の新しい物語が読めますように!2025/01/29

読書好き・本屋好き堂

9
高橋由太先生の新シリーズ🐱 浪漫荘の名前の由来が良かった✨ 読めば読むほどウルウルっと涙が🥹 それにとにかく、ちっちゃいのすけが可愛い💕 あまりの可愛さに癒されます! 続編、期待したいな😊2025/01/30

bluelotus

7
★★★☆☆ 新シリーズ(?)ではあるが猫の心情が描かれていたりするせいか特にグッとくるところがなかった。そしてついに千葉ネタから脱出かと思ったらこの作品まで川越かー!と(笑)2025/04/01

みいやん

6
まあ予想通りの展開ではあったが、癒やされた。2025/03/25

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