角川文庫<br> ロスト・スピーシーズ

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角川文庫
ロスト・スピーシーズ

  • 著者名:下村敦史【著者】
  • 価格 ¥1,166(本体¥1,060)
  • KADOKAWA(2025/01発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041152492

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内容説明

南米アマゾンにはがんの特効薬になる「奇跡の百合」があるという――。アメリカ大手製薬会社が招集した探索チームに加わった植物学者の三浦は、製薬会社社員、ボディガード役の金採掘人、植物ハンター、現地の大学生という奇妙な面々と共にアマゾンに踏み入っていく。出発早々、正体不明の男たちから命を狙われ、さらに過酷な自然に死の危機に瀕する彼ら。しかし、三浦には決して後戻りできない理由があった。そして探索チーム全員がそれぞれに思惑を隠し持っていた――。どんでん返しの名手が仕掛ける、予測不能のミステリ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

イアン

117
★★★★★☆☆☆☆☆南米アマゾンを舞台とした下村敦史の長編。癌の特効薬となり得る〝奇跡の百合〟を求めてアマゾンを訪れた植物学者・三浦ら5人の調査隊。しかし彼らはそれぞれにある思惑を抱いており――。いわくありげなメンバーと、やがて転がる一つの死体。しかし本作の主題は、過去の移民問題や環境問題に移っていく。黒幕の動機は説得力に乏しく、まるで広大なアマゾンから1本のボールペンを捜し出すような奇跡の連続にご都合主義を感じてしまう。それでも、命を危険に晒すことなく密林の探索気分を味わえるのは、読書の醍醐味でもある。2025/02/21

けえこ

24
トレジャーハント系冒険ミステリー。 巨大蛇、人喰いワニ、ジャガーに毒魚、謎の原住民、敵が味方かわからない開拓民、加えて奇病、何でも出てくるアマゾン奥地。 暑い夏にぴったりの作品だった。 2025/08/07

21
この作家さんの作品は、久しぶり。う〜ん、タイトルから期待しすぎたようです。2025/03/22

conyTM3

12
最初っからトラブルてんこ盛りのストーリー。 絶体絶命の連続! ひとつの目的のために行動してる仲間だと思った5人がじつはそれぞれ別の自分だけの目的があってアマゾンへ入ったっていう、そりゃトラブルになるわなというお話。 私利私欲にまみれた浅はかな者たちの最期。 搾取する側とされる側、立場の弱い民族の苦難の歴史も垣間見えました。2025/09/11

kousei

4
幅広いジャンルを書き分ける著者ですが今回は南米ジャングルを舞台にした冒険小説。幻の植物を求めて想いが異なるメンバーが進むその先はって話し。参考文献も多く日系移民の歴史的苦労や最下層の民族の労働状況、抗争がよく分かるがエピソードを詰め込みすぎて、肝心な真相とオチが弱い印象でした。2025/08/23

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