世界を旅して見つめたクマと人の長いかかわり

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世界を旅して見つめたクマと人の長いかかわり

  • 著者名:グロリア・ディッキー【著】/水野裕紀子【訳】
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 化学同人(2025/01発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
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  • ISBN:9784759823998

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内容説明

決定版にして重要な記録……本書は、いままさに進行している、
人新世における人類と野生世界との衝突に関する必読の書である。

――ジェームズ・バログ(アースビジョン研究所所長)

科学ジャーナリズムの最高傑作だ。
徹底した調査、入念な構想、そして生き生きとした筆致。ぜひ読んでほしい一冊!

――ネイト・ブレイクスリー(American Wolfの著者)

悲痛でもあるが、希望もあり、科学的知見が豊富でありながら詩的な趣に満ちている。
人類がいかにクマを傷つけ苦しめてきたかを勇猛果敢に探求する書だ――そして、
同じ地球に生きる仲間であるクマを救う力が、人類にはまだあることも証明している。

――ベン・ゴールドファーブ(『ビーバー』の著者)

●本文より
人間は、この偉大なる捕食動物を征服しようとし、
その強大な力に服従もした。
クマを見せ物にし、商品にし、戦士に仕立てた。
そしていま、私たちは、その未来をも決定づけようとしている。

現存する8種のクマを追って、アンデスの雲霧林からインドのジャングル、
そして北極の海に浮かぶ氷原まで、世界各地を訪れる。
そこから見えた、クマたちの過去と現在、そして未来とは。
開発により生息環境が脅かされているメガネグマ、
熊胆を採取するために飼育されているマレーグマ、
徹底した管理で数が回復してきたパンダ、
人との衝突が深刻化するアメリカクロクマなど、
転機を迎えつつあるクマと人の関係はどこへ向かうのか。
世界のクマの現状を掘り下げ、野生動物との共生のあり方を考える。

解説:山﨑晃司(東京農業大学教授)

●目次
第I部 南アメリカ
第1章 雲に棲まうもの(メガネグマ、エクアドルとペルー)
第II部 アジア
第2章 死と踊る(ナマケグマ、インド)
第3章 ソフトパワー(パンダ、中国)
第4章 黄金の液体(ツキノワグマとマレーグマ、ベトナム)
第III部 北アメリカ
第5章 野生の世界を飛び出して(アメリカクロクマ、米国)
第6章 グリズリーの再来(ヒグマ、米国)
第7章 氷上を歩くもの(ホッキョクグマ、カナダ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tama_lion

1
世界8種のクマの生息地をめぐり、それぞれの種が抱える保全上の脅威(鉱山開発、熊胆採取、気候変動etc)やヒトとの軋轢を、抑えた筆致でインタビュー主体でバランスよく読みやすくまとめた好著。研究者や保全・保護団体はもちろん、ハンターや果てはクマに襲われた被害者にまで取材していて、ホッキョクグマによる襲撃の描写はぞっとした。ただし世界一恐ろしいクマはずっと小柄なナマケグマで、人身被害の大きさは生物としての「強さ」とはあまり関係がない。2025/04/07

Go Extreme

1
南アメリカ: メガネグマ アンデス山脈 果物種子散布 生息地減少 保護活動 地元住民協力 エコツーリズム アジア: メガネグマ ナマケグマ 密猟 伝統文化 保護センター 生息地破壊 北アメリカ: アメリカクロクマ グリズリー ホッキョクグマ 気候変動 生息域拡大 人間との衝突 クマの進化と生態: 進化の歴史 種の多様性 食性適応 森林破壊 生態系の役割 保護活動と課題: 環境保護団体 地域協力 密猟防止 政策強化 人間共存 教育推進 クマと人間: 文化的象徴 観光資源 経済影響 神話伝承 野生動物管理2025/02/19

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