内容説明
フリーの観光ガイド佐抜克郎は、外務省関係者から東南アジアの小国“ベサール”の王子を捜してほしいと依頼を受ける。軍事クーデターをきっかけに王族の一部が日本に逃れていたのだ。佐抜は“あがり症”だが、ベサール語を話せるという特技があった。相棒として紹介された元女子プロレスラーのヒナとともに、佐抜は王子の行方を求めて多国籍の外国人が暮らす「アジア団地」に足を踏み入れる。ベサールの民主化を警戒する外国勢力や日和見を決め込む外務省に翻弄されながらも、佐抜は大きな決断の舞台に近づいてゆく――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蝸牛
6
面白かったです。 ヒーローには見えない上がり性の主人公(ただし、どんどんレベルアップしていくけれど)、パワフルなヒロイン、ちょっと上から目線で嫌味な役人、いいキャラが揃ってます。少年の成長物語でもあるのかな。シリーズ化してほしいけど、ストーリー展開が難しそう。。2025/02/18
にやり2世
4
主役の二人が目立たなくなるくらい教授があたしの頭の中を占めてくる。警察でも公安でもない役所が本当に役立たずなせいで佐抜が成長していったのはうれしい。2025/02/27
まことこ
3
左抜とヒナのコンビ以外は特によかったところはなかった。ヒナの叔父のルーには、ヒヤリとさせられたかな。★☆☆☆☆2025/08/23
19
3
面白かった!!佐抜さんとヒナさんのステキなコンビが出来上がった!!どんどん佐抜さんが強くなっていく。優しい強さって感じだったなぁ。 #熱風団地 #大沢在昌2025/03/01
sappy
2
冴えないツアー通訳ガイドが、べサール語という貴重な言語が話せるだけでクーデター後の亡命した王子の捜索に駆り出され、ペアを組んだ元女子プロのべサール人と一緒に騒動に巻き込まれていく。 外国人の抱える事情や日本、中国、アメリカの外交問題まで発展して読み応えがあった。やっぱり大沢作品は展開もスピード感も面白かった。2025/07/17
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