文春新書<br> ゴジラvs.自衛隊アニメの「戦争論」

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文春新書
ゴジラvs.自衛隊アニメの「戦争論」

  • ISBN:9784166614806

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内容説明

軍事の専門家が熱く語るアニメ・特撮の戦争

「『機動警察パトレイバー』首都防空通信は実際に自衛官の目にどう映ったのか」
「『新世紀エヴァンゲリオン』の世界ではソ連は崩壊していない」
「『風の谷ナウシカ』のバカガラスはナチスドイツで開発されたギガントと同様の運用がなされている」
「『宇宙戦艦ヤマト』の多層式航宙母艦の運用構想は、日本海軍の三段式時代の空母「赤城」と同じなのか」
「『シン・ゴジラ』で使用が検討される核兵器は、名前が違う?」……。
アニメや特撮を、軍事や各ジャンルの専門家が本気で語る。
“虚構”と“現実”、戦争の本質は変わらない――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

126
アニメだけ特撮だけ軍事関係だけのオタクが集まっての鼎談なら、まだテーマが統一されていて聞いていても意味はわかる。しかし、その全部のオタク(+SF、仮想戦記)が遠慮なく喋りまくると、その場にいてもついていけないだろう。本書に取り上げられた話題に興味はあるが、これほどディープに熱量を注いではこなかった。戦後の平和教育とかで戦争について学校で教えられなかった世代が、自分なりに学んだ未来の戦争はいかにあるべきか思い切り議論しているのだ。せめて小泉氏と高橋氏は、ゴジラやエヴァに影響された情勢分析はしないでほしいが。2025/02/14

keroppi

66
「ゴジラvs自衛隊」なんてタイトルついてるから、歴代ゴジラの自衛隊との戦いを論じているのかと思いきや、ゴジラについて触れているのは全6章のうちの1章だけ。しかも「シン・ゴジラ」と「-1.0」。「-1.0」には自衛隊出てきませんけど。と、ぼやいていながら中身は、軍事専門家、軍事オタク、アニメオタクたちが、「エヴァンゲリオン」や宮崎アニメを始めとするアニメに登場する武器や戦争に突っ込みを入れたり賞賛したりと、面白く読んだ。「-1.0」の実際の雪風館長の写真も出ていて、映画の館長と似ている!2025/03/25

くさてる

27
著者が前書きで述べていらっしゃるように「ハシャいでいるオタク」たちによる、アニメ、特撮における「戦争論」。対談集なのだけど、とにかくみなさん早口で仕方ない感じが素晴らしかったです。2025/03/12

たか厨

26
ロシアの軍事専門家(小泉)、防衛研究所防衛政策研究室長(高橋)、朝日新聞記者(太田)、職業はドイツ人(マライ)らが、日本のアニメ・特撮について、各々の専門的視点から語った座談会・全6回の記録集(表紙には記載がないが、マライの日本人の夫もゲストとして参加した回あり)。各回ごとに主要テーマ(ゴジラネタ、宮崎駿ネタ、佐藤大輔ネタなど)および参加メンバーは異なる。私の琴線に特に触れた回は『第一章 アニメの戦争と兵器(小泉、高橋、太田)』と『第三章 日独”エヴァンゲリオン”オタク対決(小泉、マライ)』。(続)2025/08/06

とも

23
真性オタクたちが特撮・アニメの軍事と自衛隊について語り合う本。深すぎてほぼわからん状態。 「じつはアスカはドイツ語そんなにしゃべれなかったのでは解釈」がツボ。2025/01/29

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