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内容説明
「国債」とは何か。おそらく多くの人が「国の借金」と答え、いい印象は抱いていないだろう。しかし、国債が経済においてどのような役割を果たしているかはあまり知られていない。実は国債の仕組みがわかれば、いま日本経済で起こっている変化を理解するのが容易になるのである。国債の定義、価格決定メカニズム、発行方法、主要投資家(日銀、銀行、生命保険会社等)の役割、そして金融政策との関連性について等、日本における国債の仕組みを入り口に、債券や証券、日銀の市場操作などの金融政策、銀行や生命保険の運用などの解説を通して、日本経済の見方が身に着く入門書。
目次
はじめに
第1章 国債がわかれば金融の仕組みがわかる
第2章 国債(債券)に関する基本
第3章 証券会社と国債市場の重要な関係
第4章 日銀の役割と公開市場操作(オペレーション)
第5章 国債からわかる日本の金融政策史:量的・質的金融緩和から量的縮小へ
第6章 銀行や生命保険会社と国債投資の関係
第7章 日本国債はどのように発行されているか
第8章 デリバティブを正しく理解する
第9章 短期金融市場と日銀の金融政策史
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
活字の旅遊人
36
二十年くらい前に証券外務員の勉強をして、試験は合格した。銀行業務検定も3級コレクターとして「証券」「金融経済」「デリバティブ」なんかも合格した。すっかりそんな世界から離れた今、手にした本書。懐かしさとともに、やっぱり難しい世界だねえ、と思った。前半は国債を通してお金の動き、金融とかマクロ経済の理解を深めるのに役立つ。国債市場だけ見てたら忘れがちたけど、これは国家のお金の問題なんだよね。最終的に民間の動向が影響するのは仕方ないんだけど、発行しといてあとは民間取引っていうのは何か怖い。電力民間と同じだな。2025/08/27
よっち
28
おそらく多くの人が「国の借金」と答え、いい印象は抱いていない「国債」とは何か。国債の解説を通して日本経済の見方が身につく入門書。債権とは何か、その価格はどのように決まるのか。債券と株式の違いと国債市場の投資家は誰か。国債の金利や年限、リスク、インフレを加味した実質金利の重要性。証券会社における国債ビジネス、リスク管理、日銀の役割と公開市場調査はどのように行われるのか、国債からわかる日本の金融政策史、日本国債がどのように発行されているのか、デリバティブや短期金融市場など、わかりやすく解説してくれていました。2025/02/10
coldsurgeon
14
国が発行する債券である国債に関する入門書。国債について基本的な部分を理解すれば、他の債権についても理解できるらしい。しかし、その基本的な部分が、意外と難しい。なんとか読み終えたが、半分も十分に理解できなかったかもしれない。債権を購入することは投資の一部だと思うけれど、個人向け国債に手を出すだけにしておいたほうが良いかもしれない、機関投資家ではないので。2025/02/15
小鳥遊 和
12
良書。本書書名と「人類の岐路」の語で検索して読める著者と元財務官(昨年の円買い為替介入を指揮した人)の対談では、長期金利上昇とトラス・ショックに言及し為替・株・債権の急落を懸念する等不穏な発言が目立つ。折しも明日の参院選で積極財政(国債増発)派が大勝、与党が大敗との予測がある。明後日には首相の記者会見が予定され、野党慎重財政派との連立または与党内積極財政派への政権移譲が表明されるとの観測もある。「選挙結果が市場に嫌われた」と主語があいまいな形で国債と円が暴落する事態が起きないとよいのだが。2025/07/19
ossan12345
12
難しいですね…この仕組みによって国の財政・経済が回っていると考えれば、そう簡単に理解できると思うのが、舐めているのかも。先物や信用については理解が深まったと思う。普段から予約で物を買ったり・売ったりするのは、正に信用取引ということね。2025/03/31




