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内容説明
年商100億を超えるIT企業のCEOをつとめた小野龍光は、インドで仏教を牽引する日本出身の僧・佐々井秀嶺上人のもとで突如仏門に入り、資産、社会的地位、名声を捨てた。立教大学教授退官後、都会生活を離れ、総合診療医として北海道穂別でのへき地医療の道を選んだ香山リカ。仏門をくぐった男と精神科医。自分自身の人生とは? 師とは? とらわれとは? 利他とは? 死とは? 仏教の教えをベースに、科学的視点や現代社会の分析も取り入れて読者に新たな生き方のヒントを提供する。あえて「捨てる」選択をしたふたりが語り合う、限られた人生を納得して生きるための思索的問答。
目次
プロローグ 龍光さんはなぜすべてを捨て得たのだろうか――香山リカ
第一章 すべてを捨ててなぜ私は仏門をくぐったのか
第二章 あるがままに生きるということ
第三章 現代人をつらくしている執着や欲について
第四章 とらわれを捨てれば、けっこう楽に生きられる
第五章 森羅万象の共生を考える――人は利他を生きられるか
エピローグ 限られた時間をどう生きたいか、問い直してみる――小野龍光
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
じゃんけん
8
★★★★☆文中に佐々井 秀嶺さんの話が出てきたのが印象的 ・苦しみは外よりも、自分の「もっと」「評価されたい」「比較したい」という欲・とらわれから膨らむ。 ・「手放せない」と思うものほど、とらわれを生む。ゼロかイチかではなく、苦しみが出ない“ほどよい距離”を取るのも捨て方。 ・人は他人を完全にはわからないし、他人の期待は変わる。だから最終的には「自分はどうしたいか」 ・「意味ゼロではいけない」という強迫から降りる。意味は必須ではなく、欲しい人が後から名づければいい。評価も追っても切りがない。😁😁😁 2025/12/24
coldsurgeon
7
大学教授からへき地医療診療医師へと転身した医師と、IT企業創業者からインドで得度した仏教僧侶との対談。「捨てる」とは、どういうことか、どのような状況を生み、心の変化は。興味深い話題が続く。何を捨てるかは、人により異なるようだ。自分の心を苦しめるもの、それがしがらみであり、執着であるのだろうが、それらを捨てることにより、生き方を楽にしてくれる。今の自分にできることは、良き未来を信じつつ、今できるだけの努力をして行動していくことしかない。自分の軸、自分自身の価値観というものを磨くことが大切。2025/02/13
Asakura Arata
3
現代のお釈迦さまのような人と精神科医との対話。なかなか真似のできることではないが、色々示唆にとむところがあり勉強になった。この人も以前は走っていたのだなあ。2025/01/22
Go Extreme
1
現代人の苦しみ: 執着 欲望 自己肯定感 他者比較 あるがままの生き方 生きる意味: 基本行動 自然な流れ 生活の本質 意識の転換 生の受容 他者: 共感 挨拶 日常習慣 煩悩の解消 受け流し 自己リセット: 価値観の見直し 自己成長 利他精神 自利との関係 生きる意義 環境と生き方: 拡大の危険 自然調和 物質欲望 価値観の転換 持続可能な生 仏教と佐々井秀悧: 仏教の町 アンベードカル カースト解放 苦しみの救済 宗教的実践 生きる価値: 存在意義 他者への思いやり 経験の共有 希望の継承 人生の教訓2025/02/19
むつひこ
0
ザ・ノンフィクションで取り上げられていた小野さんの生き方に興味を持ち、読んだ。僻地医療へと飛び込んだ香山リカが自分の考えをぶつけ、それに小野さんが応答する形で私達が持つ煩悩、それによって生み出される諸々のネガティブとされる事象に小野さんが自分なりの考えを伝える、という構成。挨拶、早起き、掃除、散歩、瞑想を徹底してみて自分を見つめ直せ、というのが主張ではある。この生き方が理想とも言えないし、香山リカが今の自分に酔っている感じも鼻にはついたが、対話や自分と向き合うことはやはり大切だと思わされた本。2026/05/31
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