内容説明
パパ、ママ、ぼくたちどこへいくの? レオはいそいでしたくをします。色えんぴつと自由画帳をリュックにつめてーー。これは、オランダの強制収容所ですごした少年レオの、7歳から9歳までの日々を伝える物語。のこされた写真や絵などが理解をたすけ、『アンネの日記』を読むにはまだ少し早い世代の子どもたちにも、おすすめできる一冊です。
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親愛なる日本の読者の皆様へーーレオ・メイエルの命の証を、皆さんと分かち合えるのは、大変特別なことだと思っています。
私の心の中で生き続けているレオが、同じように皆さんの心の中でも、生き続けてくれますようにーーマルティネ・レテリー(作者)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
るぅ
2
アンネ・フランクと1日違いで列車に乗せられ、アウシュヴィッツに送られたレオ。レオたち家族が自宅から連れ出され、収容所で過ごした最期の日々。差別と偏見が何を生み、国や組織に従った人達が何をしたか。2025/03/04
くま美
1
オランダに住むユダヤ人が、ナチスドイツに捕まりヴェステルボルク収容所で過ごしアウシュビッツに贈られるまでの実話。『アンネフランクとレオは行き先は違うけれど、一日違いで列車に乗せられすれ違っていたかもしれない』と。アンネの日記やハンナのカバンのように読み継がれて、二度とこのような戦争を起こしてはならない。2025/05/27
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