内容説明
パパ、ママ、ぼくたちどこへいくの? レオはいそいでしたくをします。色えんぴつと自由画帳をリュックにつめてーー。これは、オランダの強制収容所ですごした少年レオの、7歳から9歳までの日々を伝える物語。のこされた写真や絵などが理解をたすけ、『アンネの日記』を読むにはまだ少し早い世代の子どもたちにも、おすすめできる一冊です。
ーー
親愛なる日本の読者の皆様へーーレオ・メイエルの命の証を、皆さんと分かち合えるのは、大変特別なことだと思っています。
私の心の中で生き続けているレオが、同じように皆さんの心の中でも、生き続けてくれますようにーーマルティネ・レテリー(作者)
ーー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まる子
21
ホロコースト時代に生き、絵を描くのが好きでオランダで家族と幸せに暮らしていたレオ(7歳)が、ドイツ軍によりユダヤ人迫害にあった実話。彼と母親はアウシュビッツ収容所ではなく、生き残って帰れるだろうヴェスエルボルク収容所に移送された。しかしその後、そこからアウシュビッツへー。訳者が国際児童図書館評議会の世界大会でレオの本を知り、日本ではあまり知られていないヴェスエルボルク収容所の事を伝えられるという思いから。『アンネの日記』のアンネとレオは一日違いの列車な乗り、別々の収容所に移送されていたとあとがきに。2025/07/16
くま美
2
オランダに住むユダヤ人が、ナチスドイツに捕まりヴェステルボルク収容所で過ごしアウシュビッツに贈られるまでの実話。『アンネフランクとレオは行き先は違うけれど、一日違いで列車に乗せられすれ違っていたかもしれない』と。アンネの日記やハンナのカバンのように読み継がれて、二度とこのような戦争を起こしてはならない。2025/05/27
るぅ
2
アンネ・フランクと1日違いで列車に乗せられ、アウシュヴィッツに送られたレオ。レオたち家族が自宅から連れ出され、収容所で過ごした最期の日々。差別と偏見が何を生み、国や組織に従った人達が何をしたか。2025/03/04
-
- 電子書籍
- クリスマスは愛のとき【分冊】 7巻 ハ…