左太夫伝

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左太夫伝

  • 著者名:佐々木譲
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 毎日新聞出版(2024/12発売)
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  • ISBN:9784620108735

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内容説明

変わらねば滅びる

『武揚伝』、『くろふね』、『英龍伝』に続く著者のライフワーク、ここに結実! 欧米列強が開国を迫る中、蝦夷地を調査し、万延元年遣米使節団として世界を旅した仙台藩士・玉虫左太夫。薩長新政府に対抗すべく奥羽越列藩同盟成立に奔走し、命懸けで〈共和国〉樹立の夢に挑んだ男の波乱に満ちた生涯を描く。

目次

第一章 青雲
第二章 仙台を出る
第三章 江戸の友と師
第四章 開国交渉
第五章 蝦夷地の旅
第六章 アメリカと世界と
第七章 激動
第八章 列藩同盟

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

153
佐々木 譲は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者の幕末~明治維新の最終章、歴史的に抹殺されているだけあって、玉虫 左太夫を全く知りませんでしたが、先日読んだ同時代の物語、今野敏の「海風」よりも志も高く、深みがありました。 滅びの美学かも知れませんが・・・ https://mainichibooks.com/books/novel-critic/post-689.html2024/09/26

天の川

59
ずっと知りたかった玉虫左太夫!仙台藩の学究の徒は、幕末でなければ藩校で尊敬を集め、穏やかに生を終えたに違いない。しかし、頭脳明晰な彼を時代は放って置かなかった。蝦夷地視察で理不尽なアイヌ差別を問題視し、修好通商条約使節に随行しアメリカ社会の自由と平等に憧れ、欧米の黒人差別に気づき、共和国の理想を日本に根づかせたいと考えた彼。混迷を極めた幕末に、真摯に理想社会を考えた儒学者を奥羽越列藩同盟の戦犯として捨て石にしなければ、きっと明治政府の頭脳となったに違いないのに…と、つい思ってしまうのだ。2025/04/04

がらくたどん

50
玉虫左太夫は政治家でも軍人でもなく旺盛な学識と類まれな事務処理能力を持った下級事務官。藩校や儒学塾の教諭をしながら開国交渉時の速記事務官・北海道巡見奉行の随行記録係・遣米公使幕僚団の随行記録係と裏方街道一直線。しかも最期は幕末混乱時の不毛な連座切腹と浮かばれない。だが下士故の謂れのない侮蔑に悩む間も惜しいほどの新しい知識への好奇心と切磋琢磨できる学問仲間への友情、知見を記録として残す使命感に彩られた人生はなんと豊かな喜びに満ちていることか。存分に世界を見て聞いて考えて書いた。知を以て志を貫く志士であった。2025/05/13

48
玉虫左太夫なる人物の生涯を描いた作品。知らない方でしたが、激動の人生を堪能させてもらいました。2024/11/15

イケメンつんちゃ

45
佐々木譲 ギリギリでいつもいたいから あーあ疲れる おじいちゃんはあとだし お米買ってからの安売り広告 文句をいわれたとて まあ信頼できる日本政府 備蓄米をやっとこさ 蓄えた裏金は友好的にお使いください 単行本を読んでみました 飛龍十番勝負 第五弾 今回は 佐々木譲先生 「英龍伝」を読んで以来 正直どちら様なのかわからない 頭の良いお方の素晴らしい人生 勝さんと一緒にアメリカ合衆国へ 激動な江戸時代 ペリーは港を開きなさい オバマはアメリカの大統領 永井荷風と叫びたい 遣唐使からの脱落 マスカレードボール2025/02/18

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