内容説明
17は暗殺専門のエージェント。消えた16の後任として17になった彼の任務はとある作家の暗殺。どうやら作家の正体は16らしいが……。CWA賞スティールダガー賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ナミのママ
93
主人公のエージェント“17 ”は殺しのスペシャリスト。なぜ“17”かといえば“15”までは次の番号により殺されてきたからだ。しかし“16”はまだ生きている。調整役のハンドラーから“16”の殺害を命じられた“17”。前半は見つけるまでのストーリーだ。2人は出会う。殺るか殺られるか。ところが何かがおかしい。後半は隠された陰謀とサバイバル。スピード感がありノンストップの展開。ハードボイルドの要素あり、たくましい女性も絡み楽しかった。【2023年CWA賞スティール・ダガー賞】2025/01/19
stobe1904
70
【スティールダガー賞受賞作】暗殺を始めとする諜報活動を請け負うエージェント17だが、行方不明となった前任者エージェント16の影が見え隠れし始める…。中盤からアクションに振り切った展開は疾走感とドライブ感に圧倒されて読了となる。シンプルでストレートなアクション小説だが、着地の予想ができない二転三転のヒネリが効果的。次作も出版されているようなので、アクションに思い切り振り切った小説を楽しみに待ちたい。★★★★☆2025/09/29
オーウェン
65
暗殺を専門にするエージェントの17。 消息した16の後釜だが、依頼はその16を消すこと。 作家になったらしいということで、暗殺を狙うが、16から意外な事実を聞くことに。 組織からの裏切りという、この手のものにはよくある展開だが、17が16と手を組みバディものへと変化する。 経験が時にピンチを救うという形は爽快。 とにかくエンタメに徹しているので、楽しく最後まで読める。 既に続編が出来るらしく、タイトルがエージェント18。 新たなエージェントとのやり合いが早くも見れそうだ。2025/07/20
とも
61
世界一の殺し屋「17」が前任の「16」を始末することになり…という話。 映画を観てるようで反則級に面白い。作者は脚本家&映画監督でもある、どおりで。 ベタな展開も多い、映像だと白けそうだが、本作は語りで思考や行動原理が描かれておりすんなり受け入れられる。最後の方は少々ご都合的な気もするがご愛嬌。 こんなに面白いのにひっそりと文庫なのがもったいない。もっと評価されていい一作。2025/02/11
きりん★
48
映像が頭に浮かぶ、アクションスパイ(殺し屋?)小説!!主人公の「17」は世界で最も恐れられている。そんな「17」に依頼された次のミッション。田舎町で繰り広げるカーチェイス、だけではなくスパイ論も飛び出し、どんどん惹き込まれる。スパイって普通の人って何かで読んだが、もしかしたら近くにもいるのかもしれない。面白かった😆2025/04/05
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