内容説明
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『猫のハローワーク』『世界のまどねこ』など、世界中を旅する犬猫写真家新美敬子の出発点。
上京したばかりで、何物でもなかったあの頃、よく散歩した都電荒川線沿線。家並みからひょっこり顔を出す猫たちと仲良くなった新美さん。人見知りの猫たちも、なぜか安心して寄ってくる。猫たちのしぐさを記録に残したくてカメラを向けてみた。もしかしたらそれが犬猫写真家の”原点”だったのかもしれない。
自由で時間だけはあって、どこか不安でなにかを探していたあのころ。
かわいいだけじゃない、しぜんな猫たちのしぐさを追いかける新見さんの”原点”を旅するような、すこし切なく心に響くフォトエッセイ。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鈴木 千春
6
2月10日に我家の愛猫、亜蓮が虹の橋を渡った。 死を受け止められず、片付け雑事に時間をとった。 が、片付けた空間が、かつての猫の存在を主張する。 なら逆に向かいあってみるか! と手にとった。 都電沿線の猫達の姿にホノボノ癒されます。 が、せっかくの「都電沿線」と銘打っているのに、停留所順でもなさそうです。 (マァあえて場所特定を避けたのか) 作者の孤独な人生(私の勝手な感想で、自身は思ってもみない風ですが)を猫達が彩り豊かにしている。 猫好きが文章にするとこんなもんかぁ〜 仕事にしているのが羨ましい。2025/02/16
kaz
1
まさに癒し。図書館の内容紹介は『東京の中にわたしを探したら猫がいた…。「犬猫写真家」となった過程、名古屋から出てきた時に東京の猫たちが癒してくれたことなどを綴った写文集。新たに写真と文章を加えた文庫オリジナル』。 2025/05/14
みか
1
猫を心から愛しているんだなぁとほっこりしました。2025/02/15
モリノファッスマ
0
ちょびちょび読んでやっと読了。 猫好きの私にとってはかなり癒しな本でした。でもちゃんと命の話をいているし、あと東京の下町感っていうか懐かしさみたいなものとともに猫の素敵な写真がたくさん載っていて出会えてよかったっていう本だった。2025/07/15