【実録】ジャパン女子プロレス

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【実録】ジャパン女子プロレス

  • 著者名:山本雅俊【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 彩図社(2024/12発売)
  • ポイント 20pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801307490

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内容説明

神取忍、キューティー鈴木、尾崎魔弓…。
令和の時代に昭和プロレスの忘れ物、ジャパン女子プロレスの本がついに出た!
その誕生から崩壊まで現場で奮闘した男ヤマモが、32年の時を経て魂の執筆。
メジャー全女に対抗した第二の女子団体の真実とは!?
これは読む価値がある!

ロッシー小川(MARIGOLD代表)

1986年8月17日、東京・後楽園ホールでひとつの女子プロレス団体が産声を上げた。ジャパン女子プロレス――メジャー団体である全日本女子プロレスの対抗団体として立ち上げられた第二の女子プロレス団体である。
ジャパン女子は「女子プロレス版宝塚」などのコンセプトをもとに、秋元康氏のプロデュースや大手芸能プロであるボンド企画の協力などを得て、旗揚げ前から一大キャンペーンを展開。後楽園ホールで行われた旗揚げ戦は、アントニオ猪木が来場するなど、破格の盛り上がりを見せたが……、ある意味、そこがジャパン女子のピークだった。

旗揚げ第二戦以降、目に見えて苦戦する集客。
地方での興行が次々にキャンセルされ、資金繰りが悪化。
社長が次々に代わるという異常事態。
やがて選手・スタッフへの給料は遅れがちになり、やがて出なくなる。

しかし、そんな過酷な状況にあっても、選手・スタッフたちは決してうつむくことなく、理想のプロレスを目指して走り続けていた。

いまや伝説になった豪華旗揚げ戦の舞台裏、地方興行で知った現実、ジャッキー佐藤vs神取しのぶ戦の内幕、〝過激な仕掛人〟乗っ取り騒動、そして団体崩壊の経緯……。

ジャパン女子プロレスのリングアナウンサーとして、すべての試合を見届けたヤマモこと山本雅俊が、三十余年の沈黙を破り、ジャパン女子プロレスの顛末記を執筆!

貴重写真の多数掲載、尾崎魔弓&キューティー鈴木、高橋英樹(スタッフ、後にFMWで営業部長)との特別対談、さらには選手名鑑も収録! 本書を読めば、ジャパン女子の熱い戦い、懐かしい光景がよみがえる。女子プロレスファン必見の一冊!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

道楽モン

39
筆者はヤマモという愛称で女子プロレスフアンから信頼される、業界で唯一のマトモな人(笑)。そして彼自身のキャリアをスタートさせたジャパン女子プロレスの、創設から解散までを綴った一冊。女子プロレスといえば全女しか存在していなかった時代に、いわばインディープロレスとして作られた団体で、尾崎魔弓、ダイナマイト関西、キューティー鈴木、そして神取忍らが在籍。今までまとまった形で語られることの少なかった団体だけに、その歴史や裏話を読めることは貴重だ。決して華々しい存在ではなかったが、今につながる影響力は大きい。2025/01/23

豊平川散歩

7
当時は、女子プロは全女1団体のみの中、経験者はジャッキー、ナンシーの2名のみでスタート。オープニングは少女隊も起用したり、ビジュアル系にも力を入れていたが、結局経営難から脱却できずに解散してしまった。著者はスタート直後から最後まで会社側の中心にいて、事情を良く知ってるだけに内容が興味深い。自分もずっと応援していただけに、懐かしい。今でも、神取の反乱は同調できない。今は、当時の自分の行動をどう思っているのか知りたい。2025/02/09

Eiki Natori

7
裏方含め、その後のインディを支えた人の多くがジャパン女子出身ということを改めて痛感した。全女という巨大団体があり、それに対応するにはアイデア勝負が不可欠だったこともあり、その企画力が培われたのもあるが、本当にプロレスが好きな人が集まっていたのだろうと思った。ヤマモは神取については決してよく思っていないのに、ここでは悪者にはせず、客観的な目で描いている。 インディファンなら食いつくような裏話含め、興味深い話満載。浜田解雇の理由はトークショーで聞いたことがあるが、それは裏が取れないからかカットされている。2024/12/31

Tak

4
この頃沢山あったインディー団体の一つだがプロレスの歴史にきっちり爪跡を残した団体だと思う。すぐ間近で見ていたプロレス界一の真人間と言われた筆者が見たことや聞いたことが書かれており非常に面白い本でした2025/02/27

occhi

3
日本の女子プロレスの歴史はほとんどが全女史観と言ってよく語られるのは全女の事ばかり。そういう背景もあり本書は史料価値が高い。全女史観でない女子プロレスの歴史が語られている。 しかもジャパン女子を最初から最後まで見続けていたヤマモが著者っていうのも良い。 最後に「本書を故風間ルミさんに捧ぐ」とあったがそれを読んでグッときた。 風間だけでなく、プラム麻理子、ハーレー斎藤、ジャッキー佐藤など既に鬼籍に入った人も結構いる。 そんな中、神取忍、尾崎魔弓といった旗揚げメンバーがまだ頑張ってるのが嬉しい。2025/05/25

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