医療過誤弁護士銀子

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医療過誤弁護士銀子

  • 著者名:冨永愛
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 産労総合研究所 出版部経営書院(2024/12発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784863263802

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内容説明

現役弁護士にして元外科医の著者が、「医療過誤事件」のリアルを描いた小説。 ステージIの直腸がんの手術で、術後3日目の大出血により死亡した夫。手術ミスを確信する妻は、銀子に医療訴訟の弁護を依頼する。その病院は、14年前、20代の健康な女性が気胸の手術で命を落とした事件で、銀子が、師匠と仰ぐ弁護士のもとではじめて医療訴訟を戦った病院だった……。 医療の現場で、裁判で、患者側に寄り添い闘ってきた著者にしか描けない医療過誤事件のリアリティが、銀子というアマゾネスに託して描かれる。医療小説として、十分に読み応えのある内容。2つの事件を経て、「銀子」自身が成長する物語にもなっている。


〔目次〕プロローグ

1.病院で殺された

2.密室での心得

3.長引いた手術

4.ICUにて

5.苦い過去

6.ビデオの衝撃

7.ウソの代償

8.真っ赤なスーツ

9.女の闘い

10.母の無念

11.涙の法廷を終えて

12.被害者は誰か

13.新たな戦い

14.黒づくめの男たち

15.ビデオは語る

16.10分の戦場

17.迫る証人尋問の日

18.父、裁判に出る

19.外科医のプライド

20.違和感の正体

21.戦いは続く

エピローグ

推薦の言葉

あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ma-bo

94
元外科医で弁護士の白川銀子が主人公。作者が同じ経歴にて自らの体験を元に医療過誤事件を小説化。登場人物はフィクションですがモデルになる人は何人もいますとの事。医師側ではなくて患者側に立つ医療専門の弁護士は少ない。14年前に師匠と仰ぐ弁護士と初めて戦った医療訴訟、そして同じ病院で起こった冒頭で描かれる医療ミスと思われる手術の裁判。このストーリーを書いたのは患者さんや遺族の立場でミスかどうかを判断できる人が僅かしかいない現実を伝えたかったからとの事。続編もあるかな2025/04/17

ナミのママ

77
著者は元外科医の現役弁護士。作品の主人公・銀子も元外科医の医療専門患者側弁護士という設定。ステージ1の直腸癌で手術を受けた58歳の男性、その死に不審を抱いた家族からの依頼。医療裁判とはどんなものなのか、読むとよくわかる。生々しい手術の様子は外科医ならではの描写だ。関わった医療関係者、過去の医療過誤事件、法廷での様子がドキュメンタリーのように書かれている。そしてあとがきにある作者の言葉が厳しい現実を語っている。当事者にはなりたくないが、知っておく価値ある内容だと思う。2024/11/21

さっちゃん

42
弁護士と外科医のダブルライセンスを持つ白川銀子は医療専門の患者側弁護士。ステージⅠの直腸がん手術の3日後に大量出血死した男性の医療過誤裁判を軸に、術中死した女子大生の裁判などを通してリアルな医療過誤裁判を描く。/専門用語は適宜注釈がありわかりやすい。読んでいる間ノンフィクションを読んでいるような気分だった。続編もありそうな雰囲気。/「私のような外科医の弁護士がいなければ、誰がオペ室というブラックボックスをこじ開けられるのだろう。」という銀子の言葉が心強い。医療ミスがあっても素人に真実はわからない。→2025/01/13

punyon

34
著者が弁護士と医者のダブルライセンスの持ち主で、事例をモデルに本作を書き上げたらしいが、医者目線、弁護士目線のつっけんどんな文章。被害者家族の感情に寄り添う表現が見当たらない😖他人の身体を傷つけても修復したらミスではないと言い切る医者の低モラル。医療知識を身に付けず、差し出された資料だけで判断を下す裁判官の低レベル。弁護士の勝つ事優先、思いやりの欠片もない傲慢さ。銀子のダブルライセンスの自信過剰。所謂、上級国民の思い上がりにイライラ。最後は正義感前面のいい話で締め括ったようだが、私には嫌悪感だけが残った2025/02/22

達ちゃん

18
医療過誤事件の事がすごく分かりやすく書かれていて、読んで良かったです。それにしても医者で弁護士ってすごい!2025/03/28

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