だから捨ててと言ったのに

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だから捨ててと言ったのに

  • ISBN:9784065378755

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内容説明

こんなことになるなんて!
1行目は全員一緒、25編の「大騒ぎ」。

早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。

『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第四弾。

著者一覧(掲載順)
潮谷 験
真下みこと
須藤古都離
黒澤いづみ
岡崎隼人
砥上裕將
河村拓哉
五十嵐律人
荒木あかね
似鳥 鶏
皆川博子
清志まれ
金子玲介
舞城王太郎
高田崇史
伊吹亜門
背筋
芦沢 央
にゃるら
多崎 礼
柾木政宗
谷絹茉優
夕木春央
最果タヒ
麻耶雄嵩

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ikutan

69
『だから捨ててと言ったのに』から始まるショートショート25編。シリーズ4作目。今回も表紙には黒猫🐈‍⬛。お馴染みの作家さんから、はじめましての作家さんと色々楽しめるのがこのシリーズの魅力かな。唐突な出だしなので、想像しながら読み進め、オチや仕掛けが分かるとにんまりだけれど、最後まで分からない作品もいくつか。今回は、不穏で後味の悪い作品が多かった。そんな中、金子さんの『恋文』はくすりと笑えて、後味は悪くない。砥上さんの『母の簞笥』も、温かな読後感で心に残った。2025/03/18

itica

67
25人の作家さん競演の、タイトルの一文から始まるショートショート。捨てなかったことで起こる不穏な話、ほっこり系、意味不明?とバラエティーに富んでいる。好きなのは金子玲介さんの「恋文」や麻耶雄嵩さんの「探偵ですから」など後味の良いものかな。 2025/02/02

ごみごみ

55
最初の一文が全て「だから捨ててと言ったのに」から始まる25のショートストーリー集。どの作品もたった数ページの中で、ミステリー、ホラー、SF、ファンタジー、ハートフル・・様々な展開やオチがあり、飽きずに楽しめた。好みは砥上裕將さんの『母の箪笥』、多崎礼さんの『海に還る』、柾木政宗さんの『切れたミサンガ』 巻末の執筆者紹介から、読みたい作品が増えるのも嬉しい。2025/01/27

のりすけ

44
短編集。いろんな作家さんの物語が読めて面白かった。もちろん合わないものもあったけど…。荒木さん、似鳥さん、背筋さん、麻耶さんが好き。金子さんのぴにゃぽんは思わず笑ってしまった。ラストもハッピーで良い。2025/03/16

sayuri

44
『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』に続くシリーズ第四弾。会員制読書クラブ「メフィストリーダーズクラブ」のショートショート企画の作品を加筆修正したもの。今回のお題は「だから捨ててと言ったのに」という1行から始まる物語。1行目は同じでも展開は千差万別。ミステリー色が濃い物からホラーまでジャンルも様々で各作家さんの個性が楽しめた。ショートショートならではの切れ味を感じたのは「無理解/潮谷験」「累犯家族/五十嵐律人」読後感がしみじみ良かったのは「母の簞笥/砥上裕將」。 2025/02/13

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