だから捨ててと言ったのに

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だから捨ててと言ったのに

  • ISBN:9784065378755

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内容説明

【無料試し読み閲覧期間2025/12/17~2026/1/13】
こんなことになるなんて!
1行目は全員一緒、25編の「大騒ぎ」。

早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。

『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第四弾。

著者一覧(掲載順)
潮谷 験
真下みこと
須藤古都離
黒澤いづみ
岡崎隼人
砥上裕將
河村拓哉
五十嵐律人
荒木あかね
似鳥 鶏
皆川博子
清志まれ
金子玲介
舞城王太郎
高田崇史
伊吹亜門
背筋
芦沢 央
にゃるら
多崎 礼
柾木政宗
谷絹茉優
夕木春央
最果タヒ
麻耶雄嵩

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

星群

87
シリーズ第四弾!毎回、仄暗い一行にぞくりと密かに色めきます。今作のMVPは、髙田崇史さんの『吊るし柿の家』です。この〝柿〟の正体が驚愕ものです。山田浅右衛門が関係してくるといえば解る人もいるかな。あと、金子玲介さんの『恋文』もTHE青春って感じでよきでした。初読み作家さん発掘では、清志まれさんの『靴』が好みの世界観でした。2025/11/20

yutaka

83
「だから捨ててと言ったのに」から始まる、25編のショートショート集。企画自体は面白いと思うが、率直に言えば、期待を超えてくるような作品は少なかった。気に入ったのは、岡崎隼人、金子玲介、谷絹茉優の作品かなぁ。2025/04/13

Ikutan

78
『だから捨ててと言ったのに』から始まるショートショート25編。シリーズ4作目。今回も表紙には黒猫🐈‍⬛。お馴染みの作家さんから、はじめましての作家さんと色々楽しめるのがこのシリーズの魅力かな。唐突な出だしなので、想像しながら読み進め、オチや仕掛けが分かるとにんまりだけれど、最後まで分からない作品もいくつか。今回は、不穏で後味の悪い作品が多かった。そんな中、金子さんの『恋文』はくすりと笑えて、後味は悪くない。砥上さんの『母の簞笥』も、温かな読後感で心に残った。2025/03/18

itica

72
25人の作家さん競演の、タイトルの一文から始まるショートショート。捨てなかったことで起こる不穏な話、ほっこり系、意味不明?とバラエティーに富んでいる。好きなのは金子玲介さんの「恋文」や麻耶雄嵩さんの「探偵ですから」など後味の良いものかな。 2025/02/02

ままこ

70
タイトルから始まる25編のアンソロジー。イヤミス、残酷で美しいファンタジー。ゾクっとするホラー、切なくも温かいSF、変わり種の探偵ものなどなど。金子さん「恋文」醜態が一周まわるとああいうオチになるのか。清水まれ名義(いきものがかりの水野良樹さん)あの童話のその後「靴」も印象に残った。砥上裕將さん「母の箪笥」が温かみのある話で良かった。ラストの麻耶雄嵩さん「探偵ですから」はシュールだった。バラエティに富んだ執筆陣によるどんでん返しショートショートを楽しめた。2025/04/30

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