内容説明
本書のテーマは、「生きること、死ぬこと」だ。
死生観と言ってもよい。
本来、非常に重いテーマなのだが、深田さん、倉田さんと話していると、深刻にならない。
何か近所の人と井戸端会議をしているような雰囲気になるのだ。
ただ、そのことは、議論が死生観の本質から外れていることを意味しない。
ライトな会話のなかに、生きること、死ぬことの意味がぎっしりと詰まっていると、私は考えている。
だから本書は、とても読みやすい、哲学であり、医療論、宗教論、経済論、社会論にもなっていると、手前味噌かもしれないが、考えているのだ。(森永卓郎まえがきより)
余命わずかの医師宣告にもかからわず、驚異的な活動を続けている森永卓郎。
夫を膵臓がんで亡くした倉田真由美。
二人の盟友、深田萌絵。
話題の三人が語り尽くす「がん闘病のリアル」。
残りの命をいかに生きるか? どんな治療をするのか?
送る者と送られる者、双方の辛さ
人生とは? 死ぬとは? 生きるとは?
読みやすい2色刷りで、四コマ漫画も使って解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
読特
41
”くらたま”さんのご主人が亡くなられたのは昨年2月。介護の期間も全くなく、直前までご自宅で普通の生活を過ごされていたという。ラジオ番組に出演されていた次の日に、森永卓郎さんがご逝去されたのは先月のこと。余命宣告から1年以上走り続け、執筆でほとんど眠らなかった月もあったとのこと。がんと闘う免疫は、前向きになる気持ちで活性化する。どんな療法にもいくばくかのプラス効果がある、それが効くと思うならば。信じるものには来世がある。そう思うことで今に希望を持たせられるならば。井戸端会議の雰囲気で、重いテーマを語る。2025/02/15
aki
26
実際がんに罹患している当事者である森永氏と、夫が罹患し妻の立場でそれを支えていた倉田さん、そしてその当事者の声を聞きたかった国の現状を思う深田さんの3人で、24年9月から11月の期間のそれぞれの想いを語り合っている。森永氏は少し特殊であったようだけど、同じ病名を告げられた倉田さんの旦那さんとの治療方法やその向き合い方、死生観は別物。どの方法が良いのかはホント人それぞれだけど、いかに楽しく悔いなく過ごしていけるかは共通だなぁと。延命治療や安楽死、尊厳死などの話しも人それぞれに考え方があるので難しい問題よね。2025/03/05
こも 旧柏バカ一代
22
ガンに罹患している森永氏、旦那がガンで亡くなったばかりの倉田氏、ガンとは関係ない生活をしている深田氏。そんな彼等が命について対談する。ガンの当事者、看病した者の目線の違いと共通点が面白い。2024/12/27
Tomomi Yazaki
13
死を覚悟した森永卓郎。でも悲観せず沢山の著書を残した。本書もその一つ。彼が選んだ女性二人とどんな鼎談となるのでしょう。彼の癌は原因不明。それ故手術も放射線治療もできない。その彼のもとには数多のメールが届き、中には自己の体験からとはいえ、あほらしい助言もあり、それを読み不謹慎にもツボにはまってしまった。彼女たちも遠慮なく彼を笑いのネタにする。それほど仲が良いんですね。中には口座の一本化とか、医者だけが儲かる延命治療など、意外とタメになる話も。なんだかんだ言って、最後まで笑って死んでいったのでしょうね。南無。2026/05/26
mintia
7
がん患者のリアルを知ることができた。じっくりと死生観について考えてみたくなった。2026/04/24




