事件記者、保育士になる

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事件記者、保育士になる

  • ISBN:9784484221205

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角刈りコワモテの元朝日新聞警視庁キャップが短大保育学科へ入学。お遊戯、ピアノ、教育実習…。63歳、保育士へ転身なるか?

元朝日新聞警視庁キャップが短大保育学科へ。お遊戯、裁縫、ピアノ、教育実習……。晴れて保育士へ転身なるか? 記者として、地下鉄サリン事件、殺人事件、凶悪犯罪を見てきた。なかには子どもが巻き込まれたり、命を落とす事件もあった。あるとき、子どもが虐待で命を落とした事件を捜査した警察官が言った。「捜査で被害者の無念を晴らすことは出来るけれど、生育環境までは手が回らない」。子どもは、無条件で守り、慈しむ存在です。泣いていたら笑わせたい。困っていたら助けたい。ひとり立ちできるまでは支えたいーー。齢63歳、保育の現場に飛び込むことにした。10代の同級生たちや、同年輩の教師陣と切磋琢磨し、実習先で子どもに大切なことを教えられる日々。笑って泣けるセカンドキャリアの挑戦。


著・文・その他:緒方健二
1958年大分県生まれ。同志社大学文学部卒業、1982年毎日新聞社入社。1988年朝日新聞社入社。西部本社社会部で福岡県警捜査2課(贈収賄、詐欺)・捜査4課(暴力団)担当、東京本社社会部で警視庁警備・公安(過激派、右翼、外事事件、テロ)担当、捜査1課(殺人、誘拐、ハイジャック、立てこもりなど)担当。捜査1課担当時代に地下鉄サリンなど一連のオウム真理教事件、警察庁長官銃撃事件を取材。国税担当の後、警視庁サブキャップ、キャップ(社会部次長)5年、事件担当デスク、警察・事件担当編集委員10年、前橋総局長、組織暴力専門記者。

2021年朝日新聞社退社。2022年4月短期大学保育学科入学、2024年3月卒業。保育士資格、幼稚園教諭免許、こども音楽療育士資格を取得。得意な手遊び歌は「はじまるよ」、好きな童謡は「蛙の夜まわり」、「あめふりくまのこ」。愛唱する子守歌は「浪曲子守唄」。

朝日カルチャーセンターで事件・犯罪講座の講師を務めながら、取材と執筆、講演活動を続けています。「子どもの最善の利益」実現のために何ができるかを模索中です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

れもん

37
図書館本。長年勤めていた事件記者を退職後、保育士資格を取得するため、短大に入学し奮闘する。表紙に描かれている緒方さんが強面で、ウソかと思ったら、プロフィールの写真そっくりでビックリ。幼児体育の授業で「はないちもんめ」をやったというお話を想像してしまい、めちゃくちゃ笑った(笑)63歳の強面オジサンが、40歳以上も年下の女の子たちと一緒にはないちもんめ…。。緒方さんみたいな人と一緒に勉強することになった他の生徒たちは、とても貴重な体験になったんだろうな。2025/09/30

Tadashi Tanohata

32
定年後、なにか出来ることはないかとの就活中に、息子から「刺激受けろ」と贈られる。確かに作者とはほぼ同年代、モーレツに働いた件や若者たちとの付き合い方は首肯しっぱなしだ。しかし一番刺激を受けたのはこうして出版に至り、同年代の私が読んだという事実だ。実に悔しい。「世の中を憂しとやさしと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば 山上憶良」最後に細やかな抵抗と、本文締めの例えの全文を記すことに。2025/07/14

19
引退後の事件記者が保育士資格を取得するまでの奮闘記(保育士として稼働しているわけではない)。日本はいつから「子どもが好きです」という人を警戒しちゃう社会になってしまったのか。読んでてはっとした。ちょっと近くにいたら苦手なタイプだけど、人生を賭して問題提起しているのは尊敬に値する。2025/11/03

りょう

7
新聞記者として40年ハードな世界で働いきた菅原文太さんみたいなメンタリティの(イメージですが)64歳男性が、なーんと10代の女性の多い保育科短大に入学して資格を得るべく奮闘する物語。たーーくさん苦労もあるし、笑えるけど、いやはやすごい!2025/05/05

フロッグ

7
皆さんと同じでミステリー小説かと思ったら、ほんとに短大で資格を取った方のノンフィクションだった。素晴らしくよかった!記者だけあって文章もおもしろく、この方と一緒に学んだ学生さんたちは一生の思い出になるだろうなー羨ましいなーと思った。イラストのまんまの本人写真にウケた。2025/04/23

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