いざというときに困らないために 今から考える 実家じまい・墓じまい

著者名：弘中純一【監修】/小谷みどり【監修】/横尾将臣【監修】

ナツメ社（2024/12発売）

• ISBN：9784816376443

内容説明

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■空き家問題、うちは大丈夫？
新築住宅が過剰に供給され、人口が減ってきている日本。今、全国には空き家が約900万戸あり、そのうち将来的に管理不全になる可能性がある、いわゆる放置された空き家は約385万戸にものぼります。そしてその数はここ数年で増え続けているのです。
空き家は維持するだけでも費用がかかり、さらに2014年に制定され、その後2023年に改正された空家法（空家等対策の推進に関する特別措置法）により、税金が上がるリスクも出てきました。

■お墓の維持は難しくなってきている
同じように、実家のお墓も継承されずに放置されるケースが増えています。これまでのお墓を撤去し、管理しやすい場所へ引っ越す「墓じまい」（改葬）の件数も年々増え、2022年度は全国で15万件以上となっています。
親亡き後の「実家」と「お墓」については、いざというときに慌てないように、早めの準備、心構えが必要です。

■さまざまなケースへの心構えができる1冊
本書では、実家の売却などにも詳しい一級建築士の弘中純一さん、シニアの暮らしの専門家である小谷みどりさん、遺品整理の専門家である横尾将臣さんのそれぞれに話を聞き、親が元気なうちに確認すべきこと、実家の売却、相続の基本、遺品整理、墓じまいまで、最新情報を資料も交えてわかりやすく解説しています。また、さまざまな体験談も掲載しています。
「こんなことがあるんだねえ、うちはどうする？」と相談するきっかけにもしていただける1冊です。

■親近感のわくエピソードマンガ入り
章頭と章末には、マンガ家のあさとひわさんによるマンガを掲載。親の認知症介護と看取りの経験があるあさとさんのマンガは、ほっこりさせつつも当事者の心情に寄り添った内容です。本書に目を通し、家族の将来に思いをはせてみてはいかがでしょうか。

【目次】
１章　「誰も住んでいない実家」を放置したらどうなるの？
２章　親が元気なうちに、確認しておく「実家のこと」
３章　空き家の放置になる前に、「実家を売却」する
４章　親が亡くなった後の「実家の相続」について
５章　スムーズに終わらせる！　「遺品整理」のコツ
６章　「実家のお墓」、どうしたらいいですか？

目次

1章　「誰も住んでいない実家」を放置したらどうなるの？:11
2章　親が元気なうちに、確認しておく「実家のこと」:33
3章　空き家の放置になる前に、「実家を売却」する:81
4章　親が亡くなった後の「実家の相続」について:135
5章　スムーズに終わらせる！　「遺品整理」のコツ:183
6章　「実家のお墓」、どうしたらいいですか？:207

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[チョビ]

相続は何度かやることもあるが、墓じまいは少ないような気がする。よってこの部分が非常に厚みがあってよかった。また、任せるところはプロに。ここかなー。ただそのプロが監修に絡んでいるのでそこは一瞬にして薄目になった（笑）。

2025/06/05

[mittaka]

相続について理解を深めることができ有用だった。　 ・実家が相続登記したかをオンライン「登記ねっと」で確認する　 ・家族信託を利用する。専門家は司法書士、契約書を公正証書にしておく　 ・遺品整理：2DKなら5人程度のスタッフで3時間前後、費用は20万円前後かかる　 ・永代使用料：永代とは、永久ではなく、お墓の継承者がいる限りということ　 ・お墓の機能　１）遺骨を安置する場所　２）残された人が故人と向き合う場所　 ・墓じまいのポイント　１）自宅からの距離　２）費用　３）継承者の有無　４）墓地とのお付き合い

2025/05/21

[ブネ]

【MEMO】■さまざまなケースへの心構えができる1冊■ 本書では、実家の売却などにも詳しい一級建築士の弘中純一さん、シニアの暮らしの専門家である小谷みどりさん、遺品整理の専門家である横尾将臣さんのそれぞれに話を聞き、親が元気なうちに確認すべきこと、実家の売却、相続の基本、遺品整理、墓じまいまで、最新情報を資料も交えてわかりやすく解説しています。また、さまざまな体験談も掲載しています。 「こんなことがあるんだねえ、うちはどうする？」と相談するきっかけにもしていただける1冊です。

2025/04/25

[Oki]

まあ、老後はいろんな問題がある。

2025/03/02

[残心]

いざという時に困るけれど、できれば考えたくない「実家じまい・墓じまい」。　たいていの家庭は、考えざるを得ない状況ではないのか、という現在の日本の現状が問題。　しかし、具体的にならないとやっぱり考えたくない。　ななめ読み　図書館本

2025/05/11