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内容説明
大ベストセラー『嫌われる勇気』著者の最新刊
嫉妬、妬みに苦しむあなたに贈る「幸福の哲学」
「嫉妬こそ悪魔に最もふさわしい属性」と言ったのは、
哲学者のフランシス・ベーコンです。
嫉妬とは、「自分」と大事な「相手」の他に、「ライバル」が介在したときに起きる感情です。
また、自分が持っていないものを持っている「相手」を羨ましく思う感情が、妬みです。
そして、嫉妬や妬みは自分を苦しめるだけでなく、他人を傷つけ、時には相手との関係を損ねてしまうものです。
人は、嫉妬・妬みの感情から逃れられるのでしょうか?
嫉妬や妬みは、憎しみを生むだけの有害物なのでしょうか?
本書では、アドラー心理学の第一人者である著者が、三木清、エーリッヒ・フロムら哲学者・思想家の思想を紐解きながら、誰もが幸福に生きるための哲学を考えます。
誰かへの嫉妬、誰かからの嫉妬に苦しむ方におすすめしたい1冊です。
【目次】
第一章 嫉妬とは何か
第二章 妬みとは何か
第三章 なぜ嫉妬するのか[嫉妬の問題]
第四章 なぜ妬むのか[妬みの問題]
第五章 妬まずに生きるために
第六章 人生をどう生きるか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スリカータ
13
アドラー心理学、嫌われる勇気で一躍有名になった哲学者岸見一郎先生。嫌われる勇気を再読した事を機に、新しい著書も読んでみました。嫉妬という限られたテーマのためか、引用が多く同じような事を繰り返し述べているように思えました。大病を経験されたことが、これまでの著書にも綴られているが、人生観が変わったようです。著者自身、同業の方に嫉妬を憶えた出来事も書いてますが、割とよくある事なのではとも思います。2025/05/16
のせなーだ
1
妬んだり嫉妬する経験は多少ともある訳で、今更のタイトルの中、妬む人は嫉妬する人は・・・の繰り返しと引用のあまりの多さ。気持ちの良い内容にならないテーマだけに。まあ、最後まで読みました。わかりました、アドラー、三木清。森有正の本を直接読みますからと言いながら。。2025/04/26
Go Extreme
1
嫉妬と妬み: 嫉妬=他者の幸福や成功に対する不満や競争心 妬み=他者のものや成功を羨む 者三木消ー嫉妬を悪廊的な情念 ペーコンー嫉妬が最も悪しき感情 嫉妬←劣等感や自己評価の低さ 感情としての嫉妬←ライフスタイルや性格 嫉妬→人間関係を悪化 社会的な比較に基づく嫉妬→他者との競争 嫉妬する人ー他者の行動を制限・思考をコントロール 嫉妬→他者支配の欲望喚起 嫉妬は愛の一形態ー実際は関係悪化 愛→協力や理解促進⇔嫉妬はその逆 嫉妬の克服方法: 自己評価を高め他者比較を避ける 他者の成功を祝福・自己の成長に焦点2025/01/23
popota
0
アドラー心理学に基づく嫉妬についての新書。結局のところ、愛されることを求めず、愛する、他人へ貢献することと、生きているだけで価値があり、自己受容をすることが大切なのだなと思う。嫉妬のくだりはあんまり実感がなくて、思ったより自分が嫉妬の感情を抱いていないことがわかった。2025/07/05
シュウヘイ
0
嫉妬と妬み 今まで違いをよく考えたことがなかった2025/05/26