角川ソフィア文庫<br> 万載狂歌集 江戸の機知とユーモア

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角川ソフィア文庫
万載狂歌集 江戸の機知とユーモア

  • ISBN:9784044008277

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内容説明

古典和歌の伝統を負いつつ戯画化する狂歌。江戸に空前のブームを興した記念碑的作品。古今の狂歌人の歌748首を収録。全首に注釈をつけ、南畝の作り上げた江戸の戯作的世界の真髄を明らかにする。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

jinginakineko

2
狂歌というからには軽く楽しく読めるのだろうと思いきや、江戸のユーモアはなかなか手強い。ほぼすべての歌にもとネタがあり、それが和歌や漢詩なので、生半可な教養では理解できないのだ。もちろん当時の庶民もそこまで古典の教養はないだろうから、狂歌の担い手は武家だった。川柳は今でもジャンルとして生きているのに、狂歌は絶えてしまった理由がわかる気がする。私は解説を頼りになんとか読みきった。しかしそれでも時折共感して膝を叩く歌もあり、そんな瞬間は嬉しかった。2025/04/16

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