内容説明
わたしたち、「サイバープロレタリア」なの!?
韓国で反響を巻き起こした「ハイパーリアリズム小説」、待望の邦訳
スギョンは30代、わけあって失業中。同居の家族は「個人投資家」の夫と、スギョンの父と母、さらに甥っ子が2人(高校生と小学生)。6人家族で、金を稼いでくる大人が1人もいないなんて。
プラットフォーム労働、ギグワーク……。仕事用のアプリをインストールした携帯電話が一日中手放せない。ソウルの古くて狭い2DKのマンションに六人で暮らす家族の「お仕事」をテーマにした群像劇。思わず出てしまうため息と「サイバープロレタリア」としての問題提起を、リアルに、ユーモラスに描ききった話題作。韓国では「ハイパーリアリズム小説の傑作!」と賞賛されました。お隣の国で起きていることは、世界中で起きていること。共感必至の一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
23
某Uのようなプラットフォーム労働、ギグワーク、詐欺、被害者及び告発者の保護と補償、等々、韓国社会の現代を軽妙な文章で活写する、一つの家族を主人公に据えた群像劇。冒頭に家族構成図のイラストがあるので、わかりやすい。韓国社会の隅っこから、零れ落ちそうなプロレタリアが、彼等の他に、今何人いるのだろうか。2025/03/26
🌙🐟
2
この家族たち結局どーなんのよ🥲🥲ハッピーエンドではなかったけど、希望が少しは見えるオチだった。2025/07/11
conpeito*
1
ひとりひとりが抱える問題は社会問題に繋がっているということを強く感じた作品。真面目に働いていても暮らしはよくならない仕組みやその逆もある。現代の山積みの問題の中でもささやかな幸せを見つけて人は生きていくものだと思う。2025/03/30
-
- 電子書籍
- アフタヌーン 2025年4月号 [20…
-
- 電子書籍
- くまみこ【分冊版】 165 MFコミッ…
-
- 電子書籍
- 君に愛されて痛かった【秋田書店版】(話…
-
- 電子書籍
- 29歳、彼氏なし。ケダモノ社長といきな…
-
- 電子書籍
- 【フルカラー】柳原くんはセックス依存症…