内容説明
「建物」にまつわる怪しい話が満載の怪談実話集。自身の引っ越しにまつわる不思議な話やオカルト的蘊蓄満載の「引越物語」、自宅での恐怖体験、訪れた文化財で出会った“この世ならざるモノ、東京都庁などの風水事情考察など、加門七海ならではの怖い怪談実話。文庫化にあたり、子供時代を過ごした町にある、増改築をした奇妙な家の物語「建物かいだん」を書きおろし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yukaring
70
「たてもの」に関する実話怪談。加門さんらしい軽いタッチでエッセイ風に書かれているが本当にあった話と思うとかなり怖い。長い年月ずっと不幸が続く「魔のルート」や文化財に棲みつく幽霊、田舎の旧家で起こる不気味な出来事。普通に引っ越しひとつに関しても視える人にとっては日常が本当に大変。私は視えない人で本当によかった。そして遊園地のお化け屋敷でも同じ場所で同じ闇を湛えつつ、恐怖を集めていればホンモノ達が棲みついてもおかしくないのだと言うこと…。これを読んで「もう絶対お化け屋敷には入らない」ことを新年早々心に決めた。2025/01/04
キナコ
30
全10話構成。たてものがテーマなだけあって、何故か人が長く住まわない土地の話から東京の風水の話など様々。途中エッセイのように加門さんの考えや知識、判断基準が長めに記載されており後半はちょっと疲れちゃったかな。2025/01/13
星々
29
怖いものが読みたかったけれど、これはこれで面白いからいいか。前半の「道の話」やお化け屋敷の話はなかなかに怖かった。 後半は加門さんの引越し物語。お金持ちは風水にかなりこだわると聞いたことがあるので、大事なんだなぁ。東京の顔、風水の話も面白かった。特に東京タワーとスカイツリーの話はなんというか納得。東京タワーに惹かれるのは活気あるエネルギーを受け取りたい。と無意識に思ってるからなのか。2025/04/17
☆Ruy
28
自分の身に降りかかるかもしれない建物に纏わる怪談。父が単身赴任していた茨城と宮城の事務所兼住宅、出る物件(笑)和室のど真ん中に井戸がある家は父も怖くて別に部屋借りてた。そういうの思い出してしまった。さすがにそう言う家は借りないだろうけど、見た目なんの変哲もない家は住んでみないとわからないし怖い。 以前、加門先生の猫怪々読んでいて、その話も出てきて楽しめた。2024/12/29
cao-rin
20
心霊現象の描写あるのだけど非常に感覚的で主観的。誰にでも(霊感の有無にかかわらず)何か居心地悪いなとか、何か気持ち悪い場所だなと感じる事があると思う。加門さんは更に色々なモノを感じ取る力のある方なので色々わかるんだろな。ご自身の引越しエピソードは色々勉強になり風水に興味が湧いたし、都庁の話も興味深かった。冒頭の従妹の家や巻末の友人宅の話は肝が冷える。建物とか土地とか何の原因かわからなくても、その場所の持つ良くない何かってあるんだと思った。無頓着ではいけないんだな、きっと。2025/02/14
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