内容説明
読んで極楽、見て極楽。幕末、かわら版屋・極楽屋の銀次は絵師の歌川芳徳と組んで妖怪伝説や心中ネタなどで江戸の人々を楽しませていた。だが、変わり者・佐久間象山の言葉で浦賀に黒船を取材に行き、吉田松陰と出会ったことから、銀次のかわら版への想いは変わっていき……。安政大地震、コロリの流行、そして幕府重臣の暗殺まで──すべてのことをあますことなく民に伝えた先に待つ未来とは!? 勝海舟、坂本龍馬、西郷隆盛、土方歳三など、幕末オールスターで贈る読んで極楽、見て極楽! 娯楽たっぷりの痛快時代小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
133
個人的な意見だが、土橋章宏作品はエンタメ性抜群で映像で見てみたいという思うのが多い。今作も映像で見てみたいと思う。極楽屋の銀次、絵師の歌川芳徳と組んで、面白ネタで江戸の民を楽しませたが、“ニューズペイパー”の存在を知り、世の中の情報をかわら版で提供するようになる。その二人の生き様が不器用ながらに格好良く感じた。坂本龍馬やら幕末で活躍した大物達も続々登場し、坂本龍馬の登場シーンは笑えた。歴史は、かわら版屋の極楽屋など、かわら版屋が歴史を作り上げたのかもと、つい思ってしまった。ああ、映画化されないかなあ。2025/09/28
タイ子
74
何がホントで何が作り事なのか、想像しながら読むのがかわら版の醍醐味なんだろうなと思う。今のニュース記事に嘘は許されない。それを思うとかわら版は面白かっただろうな。だって作る側が楽しんでいるんだもの。かわら版屋の銀次は絵師の歌川芳徳(師匠は歌川国芳)と組んで売れる面白いかわら版をと必死の毎日の中、黒船はやってくるわ、大地震が起こり、コロリが流行り、悲しいのか嬉しいのか、大変なことに。面白いのは、歴史上の人物たちが銀次と遭遇、彼らが銀次の人生に与えたものは大きい。やがて、銀次に大きな転換が…続編ないかなぁ。2025/10/29
みゆ
69
寄ってらっしゃい、見てらっしゃい!時は幕末、江戸の町。しがない瓦版屋がネタを探して東奔西走、そこで出会うのが勝麟太郎に吉田松陰、西郷吉之助… おっと、これ以上は言えねぇな。知りたきゃ本を読んどくれ! ってな感じの本です(o^^o) サクッと楽しい本でした('∇^d)☆!!2025/11/13
ひろ20
20
銀次と絵師・歌川芳徳が作るかわら版は、銀次の目線で忖度なく真実を伝える痛快さが魅力。銀次の度胸や行動力、ネタをつかむ鋭さにも惹かれました。黒船でペリーに会い吉田松陰に助けられる場面、安政の大地震やコロリ、桜田門外ノ変を目の当たりにするなど、史実と銀次が絶妙に絡み合う展開が面白く、歴史の息づかいを感じながら夢中で読めました。2025/11/14
はる
17
やっぱり土橋作品は面白い。しかも、歴史上の人物が所々に現れるので、人物のその後の活躍も想像できて楽しかった。それに、銀次が松陰と出会ってからの成長ぶりは著しく、本当にいい人達に出会ったんだと思わせられた。私としては、まだまだ銀次の活躍を読んでいたいと思う作品でした。2025/02/25
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