100年前から見た21世紀の日本:大正人からのメッセージ

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100年前から見た21世紀の日本:大正人からのメッセージ

  • 著者名:大倉幸宏
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  • 新評論(2024/12発売)
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  • ISBN:9784794811356

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内容説明

◎2025年は、「昭和100年」です。

大好評の前作『「昔はよかった」と言うけれど』、『「衣食足りて礼節を知る」は誤りか』で、池上彰氏はじめ識者の絶賛を浴びた、「日本人のモラル・マナーの変遷」を検証するシリーズ第3弾、今度は大正時代の人たちの声に耳を傾けます?
閉塞打開の鍵を歴史に探る!

■2020年1/28号『週刊東洋経済』話題の本で紹介!

長時間労働、政治家の資質低下、教師による体罰、女性差別、フェイクニュースの氾濫、なりすまし詐欺、若者の活字離れ……。
いずれも、昨今注目されているテーマである。現在の日本社会が抱える問題として、その解決が求められていることは言うまでもない。ただ、これらは決して「現在」という枠に収まるテーマではないことも事実である。実際、右記のテーマは、100年前の日本でも議論されており、その解決の必要性が叫ばれていたのだ。
本書は、現在の日本を歴史的視点から捉え直すことを目的としている。その際に視座を置いたのが100年前、すなわち大正時代である。
日本の近代について、明治から大正、昭和へと至る時代の移り変わりを、大雑把に「混乱期」から「発展期」、そして「安定期」への移行と捉えると、終戦から今日までの流れも同じように映る。漠然とした見方ではあるが、ここで言う安定期が今日の日本、そして約100年前の日本に相当する。
本書では、「安定期」という同じ歴史的局面にあたる二つの時代を対比させながら、現在の日本が抱えるさまざまな課題について考えていく。その手掛かりとして用いたのが、100年前の論者が遺した言葉である。彼らの言葉は100年後を生きる我々を意識して述べられたものではないが、本書ではそれらを現代人に向けたメッセージとして読み取っていく。そして、その言葉が発せられた当時の時代背景を現在に重ね合わせながら、各テーマについて考察していく。
さらに、この100年で何が変わり、何が変わっていないのか。その変化はなぜ起きたのか、あるいはなぜ変化しなかったのか。そうした時代の推移にも着目することで、先人らの言葉をより価値あるものとして蘇生させていく。本書を読むことで、現代日本をより立体的に捉えるための重要な視点を得ることができるだろう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

82
大正時代と現在の日本は酷似しているそうだ。同じ歴史的局面にあたるふたつの時代を対比させながら現在の日本が抱える様々なテーマについて100年前の論者が遺した言葉を紹介している。労働について、指導者のありかた、すべての日本人に対してでは報道の真偽についてフェイクニュースについて、若者に対して、読書のすすめなどどれも現在の日本の問題とほんとうに似ている。そしてどれも今の日本人にぴたりと当てはまるのには驚いた。特に指導者のあり方はどこかの国の大臣たちに是非読んでいただきたい。読んでも変わらないか・・・・図書館本2020/02/21

ルート

19
特に興味深かったのが、フェイクニュースについての話。口伝えで広まった話は「流言」といわれる。当初は正しくても、伝わるうちに少しずつ変わって、本来の意図と異なることも多い。また、意図的に嘘を流すのが「デマ」。100年前は、「ありもせぬ情報を流したら処罰」という張り紙が電柱に貼られていたらしい。(行きすぎれば言論の弾圧となるのだが)当時より何倍も手軽に、誰もが発信者になる時代だ。発信するときはできるだけ正しい情報を(少なくとも、事実と意見を分ける)、受信するときは冷静に読み取る力を身に付けたい。2021/05/26

宇宙猫

17
挫折。大正時代の人達が日本人についてどうkんが得ていたのかという記録と、今の日本を比べる。あまり変わってないことが多いけど、”物を粗雑に扱う”とか意外な面もある。でも、ふ~んって感じで途中で飽きる。2020/02/26

futabakouji2

8
100年前も現代も同じテーマに対する答えがなかなか見つけれないと思った。平和ボケした、性差別、教師の重労働、労働効率、詐欺、企業の不正、いくら対策をしても違う形で現出するこれらの問題は今まで続いているのだなと思った。あんまり変化してないし、昔の美化するのも危険だなと思える本である。2020/01/31

pandakopanda

6
図書館本。大正時代と現代は状況が似ているらしい。当時の識者たちの言葉を読み解いてみると、現在の日本の状態を述べていると言われても違和感がないくらいだった。婦人運動に対する世の中の反応だとか、若者に対する苦言とか見ていると、行動や考えは大きくは変わっていないかもという印象。ただ、日本人=勤勉というイメージがあったから、当時は勤勉ではなく、ルーズだったため、外国の企業とトラブルがあったというのは驚き。2020/02/27

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