デレク・パーフィット 哲学者が愛した哲学者 下

著者名：デイヴィッド・エドモンズ/森村進/森村たまき

勁草書房（2025/01発売）

• ISBN：9784326154937

内容説明

「お仕事は？」と入院先の看護師に聞かれて「重要なことについて仕事をしています」と答えたパーフィット。究極の完璧主義者で締め切りを破り続けつつも、人格の同一性、平等、資源の分配、未来への計画など重要な議論の出発点を作った。「道徳を救い出す」という使命に生涯をかけたパーフィットの伝記であると同時に最良の入門書！

目次

13　霧と雪のなかの心の目　The Mind’s Eye in Mist and Snow

14　やった！昇任だ！　Glory! Promotion!

15　ブルースとブルーベルの森　The Blues and the Bluebell Woods

16　優先説　The Priority View

17　デレカルニア　Derekarnia

18　アルファ・ガンマのカント　Alpha Gamma Kant

19　同じ山に登る　Climbing the Mountain

20　救命艇とトンネルと陸橋　Lifeboats, Tunnels, and Bridges

21　結婚とピザ　Marriage and Pizza

22　生命と両立できない　Incompatible with Life

23　パーフィットの賭け　Parfit’s Gamble

謝辞
注
パーフィット先生の思い出［森村たまき］
訳者あとがき［森村進］
デレク・アントニー・パーフィット　年譜
参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[Go Extreme]

バーフィットの写真技法： 「消すだけ、加えるな」の原則 美的感覚の反映、写真編集の工夫 旅行と同行者： レニングラード旅行、単独行動の増加 人を写さないこだわり 哲学的対話と影響： バーナード・ウィリアムズとの対立 規範的理由と倫理の議論 道徳哲学の貢献： 客観的評価の重視、倫理の分析 「理由と人格」の影響 個人生活の影響： 友人・家族との関係、孤独 学問への没頭 講義とセミナー： オックスフォードでの倫理学講義 平等と分配、正義論の批判 哲学の進展と展望： 道徳的客観性の探求 倫理学の未来への貢献

2025/02/16