山と溪谷社<br> 2050年再エネ9割の未来 脱炭素達成のシナリオと科学的根拠

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山と溪谷社
2050年再エネ9割の未来 脱炭素達成のシナリオと科学的根拠

  • 著者名:安田陽
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 山と溪谷社(2024/12発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784635310529

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内容説明

日本は、2050年までに脱炭素を実現するという国際公約を掲げながら、まだ明確なシナリオを描ききれていない。
いまなお石炭火力など既存の電源に固執し、アンモニア混焼などにも注目が集まるなか、果たして再生可能エネルギー(再エネ)は本命となり得るのか? 
そして、日本は再エネの大量導入なしに脱炭素を実現することが可能なのか? 

気鋭の研究者が世界のオープンソース・インテリジェンス(公開された情報を基にした知見)をもとにこれまでの常識を覆す!
本当に実現可能であり、誰もが果実を手にする脱炭素シナリオとは? 
世界が注目し、日本の産業界の生き残りをかけた再エネの行方を鋭く描く超話題作!


■内容
はじめに 2050年に再エネ9割

第1章 なぜ世界は再エネ9割になる?
我々は知らされていない/COP28の「2030年までに再エネ3倍」の背景/国際機関が予想発表!/日本ではカーボンニュートラル。世界ではネットゼロ/気候変動対策は「急げ」が基本/「夢のような技術」に期待しすぎていませんか?/国際機関報告書を読むべき3つの理由

第2章 再エネはコストがかかる?
なぜ日本ではコストばかりが議論されるのか?/「隠されたコスト」をご存知ですか?/あるべき市場とは?/「便益」をご存知ですか?/再エネはコストが高い?

第3章 エネルギー計画はこのままでよいのか?
そもそも科学とは? 科学的方法論とは?/科学的政策決定とは?/日本の政策は世界に逆走/日本の予算配分はバラマキ/再エネは未成熟?

第4章 再エネ普及に蓄電池は必要?
なぜ日本は高いものから手を出すのか?/「調整力」の呪縛/「~しかない」の呪縛/再エネ普及の6段階/再エネを捨てるのはもったいない?/日本はむしろ再エネに適している国

第5章 再エネはだれのため?
社会的便益の最大化/再エネは環境破壊?/差別はアカン/再エネは不安定?/停電恐怖症と「電力の安定供給」不安商法/再エネが再エネを調整する日

おわりに 再び、2050年に再エネ9割?

コラム
専門用語をコレクションしよう/海外ではビーガンむっちゃ流行ってるんですけど…/参考文献のある資料を読もう!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaida6213

8
エビデンスベースの提言。断定調が多い気がするがそれは原典を当たりなさいということでしょう。ここ十年での太陽光風力のコスト、および柔軟性調整技術・仕組みの発展、およびそれを元にした国際合意状況は確かによくわかってなかった。とくに欧米の人たちとの文化共有としても理解が必要。2025/04/19

Go Extreme

3
将来予測: IEAの報告ー再生可能エネルギーの導入量。2050年には88%に達する予測 コスト: コストの議論 外部不経済の議論ー従来型エネルギー源に伴う外部不経済が考慮されず 脱炭素政策: ネットゼロの国際動向 科学的根拠に基づく政策決定 受け入れと技術革新: しくみづくりの重要性 柔軟性ーコストの高い蓄電池に依存する必要なし 日本の可能性: 国際的な比較ー技術的な優位性 メディアの役割ー正しい情報提供必要 再生可能エネルギーの未来ー環境負荷の軽減や社会的利益を考慮→導入 政策決定過程ー科学的根拠重視2025/01/28

carrion_crow

2
SNSで著者が再エネの環境への影響についてのコメントしていたのが気になって読んでみた。 2050年に再エネが9割になるというのは各種国際機関のシミュレーションによる控えめな予測だが、日本国内では謎の力により「それは現実的ではない」という事になってしまう……という話。 エネルギー問題に興味があって読み始めたが、途中から「日本ショボい、どうしてこうなった?」と色々陰謀論に思いを致したが、著者の見解は極めて抑制的で、ざっくり言って「無能で説明できることに陰謀を見出さない」という感じだった。悲しい。2025/07/28

Akira Yoneyama

1
これまで再エネには、絶対蓄電池が必要だと考えていた。この考えを根底から覆してくれた本です。 再生可能エネルギーが、非常に重要な調整能力と柔軟性を兼ね備えていることを知りました。 そして、日本には真実の姿が伝わっていない現実があるという事に気付かされました。又エネルギーについて1から勉強しようと思わされました。2025/04/30

こんと

0
2050年再エネ9割の恐ろしき未来 https://agora-web.jp/archives/250221091901.html この本に書いてあるとおり再エネが安いなら賦課金要らないよね? 現実はまだまだ上がり続ける見通し

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