内容説明
ますます高次化するデジタル社会にあっても、地域に暮らす住民が抱える悩みや地域の課題は変わらずそこにある。人口が減っていく中で、どのように資源配分をしながらみんなで支え合い、「きょうと同じように明日も暮らし続けられる」地域社会と市民生活をつくっていくのか。自治体の使命(ミッション)、そして未来の自治体について真正面から論じた、著者集大成の一作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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未来の自治体論へのアプローチ:あるべき・あるがままの自治体 デジタル消費社会の地方自治:孤立の顕在化 領域性の再構築 デジタル改革の歴史:機械化・電算化・標準化 自治体の存立根拠:平成の大合併終焉 多様性vs標準化 デジタル消費社会の住民:法制定後の変化 移動社会論 計画原理と市場原理との調整:計画の本質=統制 失敗の伝承の失敗 自治体の政治・行政改革:協働論のロジック 自治体と国との関係:地方分権への厭世感 自治体職員のミッション:自治体の現場力 担い手 自治体の発見 自治体政策の再構築をどう進めるか2024/02/29