幻冬舎単行本<br> 桜が散っても

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幻冬舎単行本
桜が散っても

  • 著者名:森沢明夫【著】
  • 価格 ¥1,776(本体¥1,615)
  • 幻冬舎(2024/12発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344043893

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内容説明

時を隔ててわかる、愛するということ、家族であること
“森沢文学”の真髄!心が静かに癒される、珠玉の家族小説 

趣味の釣りをきっかけに、週末を桑畑村で過ごすようになった忠彦。現地でできた親友の浩之をはじめ、温かな人々や美しい自然に囲まれた桑畑村は、彼にとって「第二の故郷」と呼べるほどの場所だった。しかし、数年後、自身が勤める建設会社が桑畑村でリゾート開発を進めていることを知る。その事実を知った忠彦は浩之に会いに桑畑村へ向かうが、そこで人生を揺るがす出来事に遭遇してしまう。その日を境に、忠彦と家族の運命は大きく変わり出していき……。
不器用ながらも自分の信念を貫いた男と、その家族の絆を描いた感動の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

271
王様のブランチBOOKコーナーで紹介されたので、読みました。森沢 明夫、初読です。ミステリと言うよりも、家族小説の佳作でした。著者の他の作品を機会を見つけて読んでみたいと思います。 https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344043893/2025/03/23

hiace9000

176
山深い山村、嵐の夜に雨に打たれ亡くなった一人の老人男性。よそ者、変り者などと指弾されていた老人が歩んできた半生とはー。森沢作品には珍しい衝撃的なプロローグ。6人の視点から丹念な筆致で描く、不器用ながらもまっすぐに生きた男・忠彦と家族との物語。家族が辿り始めた生前の彼の姿、一つ一つ明らかになっていく意外な事実、その真意はどこにあったのか、そして家族が辿り着いた先に見たものとは…。大得意とする舞台背景に加え、多面的な人物造形は森沢文学の真骨頂。忠彦の選択や決断に賛否は分かれるが、家族への想いには胸打たれる。2025/03/23

あすなろ@no book, no life.

155
家族を捨てたのだから、元家族の写真をただ壁に貼っただけ。これは一部ネタバレなのだが、本作の一つの象徴的なシーンなので書かずにはいられない。この辺りのシーンからの描写は森沢氏らしい温かい物語の濃度が一気に増したのである。森沢氏の作品は、心に空いた穴を埋める人生の彷徨と希望への途がある作という印象が僕は強いのであるが、その彷徨を強く感じられた作品であった。丁度桜が散り終えた時期の読書時間となったが、今後はこの時期に本作を想い出すことになるだろう。2026/04/19

しんたろー

151
森沢さんの新作は、サラリーマン・忠彦、妻・麻美、息子・建斗、娘・里奈、彼らの視点で描かれた家族の物語。各々の考え方は理解できるし「そうだよなぁ」と共感するのは人物描写の巧さ。とは言え、客観的に見れば、忠彦が自縄自縛になってしまったのは仕方ないが、昭和オジサンからすれば「もっと家族の事を考えて踏ん張れよー!」とも思った。それ故に麻美の気持ちが辛く「自分にもしもの事があったら、妻や子供たちは?」と想像した。森沢さんらしく切なさと優しさに満ちているが「あと20~30頁足せば、更に感動できるのに」と惜しく感じた。2025/02/21

タックン

143
山川老人の死から始まる家族の物語。 ずっと題名が気になって読んでたけど始めは全然わからない。 老人忠彦の章で言葉を失う経緯と原因の追究が少なく拍子抜けしたけど、麻美・里菜・建斗の章を読み進めていくうちにそれが本筋でなく家族の物語あんだとわかって納得。 そして題名の意味が分かった時に涙腺崩壊。 離婚して夫婦と家族が別れてしまったけど最後に1つになれてよかった。 忠彦の寡黙で実直なまでの生き様と思いに脱帽しました。 忠彦かっこういいです、憧れました。 忠彦が作った桜並木とその後の草花溢れる公園見て見たいな。2025/02/25

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