ちくま文庫<br> 新編 空を見る

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ちくま文庫
新編 空を見る

  • 著者名:平沼洋司【著】/武田康男【写真】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 筑摩書房(2024/12発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480439789

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内容説明

空を眺めれば、一瞬一瞬、ダイナミックなショーが繰り広げられている。美しい薄明、朝焼け雲、地球影、夕焼け。日常ではなかなか現われない白虹やブロッケン現象、幻日、オーロラなど。そして毎日現われる様々な雲の名前。42の事象を、63枚のカラー写真とエッセイで伝える。気象の説明だけでなく、関連する詩歌など文学や、古今東西の歴史的事件も紹介。

目次

はじめに/[空を見る]/薄明──“かぎろひ”とは/初日の出──一陽来復と正月・クリスマス/朝焼け雲──春はあけぼの…… /青空──地球は青かった! /都会の空──東京から富士山は何日見える? /ゆきあいの空──晩夏から初秋の空/空と人と風と──風は地球の呼吸である/地球影──冬の朝のピンクの空/赤い夕焼け・青い夕焼け──火星の夕焼けは青い! /火山噴火後の夕焼け──火山噴火と異常気象/台風・ハリケーン・サイクロン──エネルギー源は蒸気機関車と同じ/[雲を見る]/雲海──雲の上はいつも快晴/乳房雲──竜巻の発生はあるか! /笠雲と吊し雲──富士山の雲は天気俚言の宝庫/積乱雲──夏の風物詩だが災害を起こす雲! /巻雲──雨シラス・晴シラス/飛行機雲と雲の穴──消滅飛行機雲と穴空き雲/波状高積雲──葛飾北斎の赤富士「凱風快晴」/波頭雲(浪雲)──航空機が恐れる晴天乱気流/カルマン渦──虎落笛の音/10種雲形──雲の種類は世界共通/[光を見る]/彩雲──その出現で元号改変/光環(光冠・コロナ)──近年は花粉光環が多く発生/光芒──天使の梯子・ヤコブの梯子/光輪──航空機によるブロッケン現象/ブロッケン現象──「御来迎」と「御来光」の違いは? /太陽と月の暈──暈は雨の兆し? /幻日──偽の太陽・五日並日/虹──追いかけてもその下には行けない! /白虹──白虹日を貫けり/太陽柱──国の宗教も変えさせた/蜃気楼──逃げ水もその一種/二重富士──武田氏の写真から命名された現象/オーロラ──人生で一度は見たい現象の第一位/[雨・雷・雪を見る]/寒冷前線──芥川龍之介の自殺の原因は? /驟雨──馬の背を分ける雨/雷──“地震・雷・火事・親父”/幕電──増加している雷日数/露──雪迎え・天使の髪/雪の結晶──雪は天からの手紙である/日本海側の雪雲──津軽の七雪/けあらし──霧・靄・霞・朧/屈折、反射、回折、散乱、視半径/10種雲形の図と表/おわりに 平沼洋司/おわりに 武田康男

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

15
私の贔屓のちくま文庫新刊。ぼんやりと空の写真集が欲しいと思ってた矢先でした。都会で一番身近な自然と考えると、森や野生動物とか考えがちですが、何より手軽な自然は空だと思います。ただ見上げるだけで、誰でも平等に与えられた白いキャンバス。プリマー新書で過去に出た『空を見る』を今回文庫化にあたり大幅に改定して、新たに項目も加えて出来たのがこの本です。気象庁予報官と南極越冬隊員も経験した空の写真家とのコラボ。素晴らしい出来です。『地球影』『太陽柱』など初めて目にするものも!何より『雪の結晶』の美しさにはため息。2024/10/12

aochama

5
空のさまざまな表情とエッセイの素晴らしいコラボレーションガ味わえる一冊 美しい写真を見るもよし、気象知識を得るもよし。この本を片手に空を見上げることが多くなりそうです。2025/07/30

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