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内容説明
イギリス社会で入学希望者が殺到するパブリック・スクール(PS)。なかでも「ザ・ナイン」と呼ばれる九校は名門校とされ、多くの学生をオックスブリッジへと導いてきた。年1000万円という高い学費。寄宿制で家にも帰れない。にもかからず、多くの生徒を集めるその教育にはどんな秘密があるのだろうか――。最近日本にも分校ができたPSの秘密に、『ハリーポッター』をはじめ、PSをモデルにした映画作品を取り上げながら迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田中峰和
6
格差社会の元祖、イギリスのパブリック・スクールについて、映画作品を通して解説。日本でも、官僚の大半は東大卒で、東大に入るには小学校からの親の関与が必要なのだから、それほどの差はないのかもしれない。日本の場合、有名塾の存在を忘れてはならない。学校の学習だけでは、よほどの頭脳でなければ合格できない。怖いのは全寮制の部分。日本では体育会系の暴力は残るが、寮長ともいえるプリーフェクトは鞭打ちの権限をもっていたが、さすがに現在はないそうだ。現在の英国首相は公立のグラマースクール出身。格差の改善は進んでいるのか。2025/04/14
Go Extreme
1
パブリック・スクール: 教育システムが魅力的 世界的な展開ー日本にも3つの分校 学校生活と教育システム: 全寮制の特性ーハウス制度 ハウスの役割ー個々の生徒の能力や性格考慮 監督生制度ー年長の生徒が下級生を導く 教育理念と古典教育: 古典教育や道徳心を養う モラルと責任感 教師と校長: 校長ー強い権威 教師ー個々の成長を支援 社会的影響: 進学実績ー卒業生の約90%が大学進学・多くが名門大学 社会的地位ー高い社会的地位を持つ職業 未来と課題: 現代の教育課題ーいじめや体罰 質の向上人格形成や道徳教育重要2025/01/30
Mie
0
この中で紹介されていた映画はハリー・ポッター以外見たことがなかったので、あまり映画観点は必要なかったかもしれないけど、これまでなんとなく読んでいた小説のこの要素ってここから来てるのかな、とか想像しながら読めたのが面白かった。2025/06/29