言いたいことが言えないひとの政治学

個数:1
紙書籍版価格
¥1,980
  • 電子書籍
  • Reader

言いたいことが言えないひとの政治学

  • 著者名:岡田憲治【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 晶文社(2024/12発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794974570

ファイル: /

内容説明

「給料上げてと会社に言いたい」
「暴言やめてと老親に言いたい」
「戦争やめろと世界に言いたい」……
じっとガマンするのでも、ガツンと言ってやるのでもない――
人生を自分でつくっていく、大人のための対話術


家庭でも職場でも地域社会でも、ふつうに生活しているだけで、
私たちは他者との不和やトラブルに悩まされる。
言いたいことは溜まるけど、そうそう言えないのが大人の世界……。
主張や発言ができないのなら、黙って我慢するしかないのか。
そんなわけない、と政治学者の著者は断じる。
ほどよく交渉したり、提案したり、説得したり……
ふだんづかいの対話術を、政治学の知恵をつかって考えていく。

個人・集団・社会にたいして、自分の思いを届ける技法と
マインドをユーモアたっぷりに惜しみなく提案する一書。

「いろいろな人間がいるこの世界で心の異音が大きくなった時、「言う/言えない」の二つに一つの選択肢しかないということはやはりないのだ、ということです。「言う」と「言わない」の間には、広大なエリアがある……そのことをみなさんは知らない、いや「忘れている」のです」(本書より)

-----目次より-----

【理論編】

第1章 「声を上げよう!」と言われても
◆言いたいことはそうそう言えない
◆「ちゃんと言いなよ」がもたらすもの
◆「沈黙してはならない」と伝えた理由
◆正論で世界を変えることが難しくなった
◆名づけられようもない生活者
◆言えない理由を切り分けてみる
◆自分の気持ちをつかめないから
◆波風が立つのが嫌だから
◆角が立つと面倒くさいから
◆圧力や制裁が怖いから
◆孤立するかもしれないから

第2章 「言う」ための技法
◆「言う」と「黙る」の間にあるもの
◆着地点はどこか?
◆言い方はたくさんある――工夫しながら言ってみる
・勇気を出す
・言い方を工夫する――毅然と言う/丁寧に言う/お願いするように言う/静かに言う
・目的に重心をかける――ぶつける/示唆する/頼りにする/探り尋ねる
・沈黙してみる

第3章 「やる」ための技法
◆「言う」だけでなく「ふるまい」もある
◆主張できることが貴重だった過去
◆「私たちの物語」が成立していた時代
◆個人へとミクロ化する「言う」という行為
◆ふるまいの技法もたくさんある
・勝つ――対処可能な範囲に収める/仲間にしてしまう
・勝たないが負けない――負け越しを受け入れる/捕まえておく/引き延ばす
・助けを求める――仲間をつくる/事態を公開する
・言ったりやったりしている人を孤立させない――頑張る人たちの話を聞いてあげる/プロセスを記録してあげる/頑張る人たちを励ましてあげる
・逃げる・諦める

【実践編】

第1章 ネトウヨになった父に暴言はやめてと言いたい
第2章 「男なら泣くな」と子どもを叱る夫に言いたい
第3章 マンション管理組合の長老に「話を聞いて」と言いたい
第4章 PTA活動で「ムダな仕事は省こう」と言いたい
第5章 会社に給料を上げてほしいと言いたい
第6章 子どもに「ダメなやつ」と言った担任の先生と学校に言いたい
第7章 近隣外国人に生活マナーを守ってほしいと言いたい
第8章 地域イベントをやってみようと言いたい
第9章 多様な選択肢をつくってと政治に言いたい
第10章 戦争をやめてと世界に言いたい

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

to boy

20
言いたいことがあっても気まずくなるのを恐れて言葉を飲み込んでしまうってよくあります。相手の機嫌が悪くなるから黙ってるとなんだかストレスが溜る。それで手に取ってみましたが、ちょっと期待したものとは違ったかも。言い方を変える、相手を否定しない、肯定的に意見するなどまっとうな意見を具体例を挙げながらわかりやすく書かれていました。あとがきにノウハウ本ではないと書かれていましたが私にはノウハウ本の一種と受けためられた。2025/01/26

おおにし

12
私はどちらかと言えば、言いたいことを言える方の人間ですが、勢い余って相手を叩きのめしてしまうことがありました。後このことを考えるとこれはとてもまずい。本書では言いたいことを言った後のふるまいについての技法がいろいろ述べられていて参考になりました。そして今さらながら過去の己の行為を反省しています。2025/09/08

aki

5
『「なかなか言えない人たち」の持っているまだ発揮されていない力を引き出さねば、社会はより良くなっていかない』というのはごもっとも。言える人間は「言えない人たち」がいることに気付いていなかったり、言わせないようにしていたりする。 「言える人」「言えない人」どっちの立場にもなりえるので気を付けたいところ。2025/06/22

しゅんぺい(笑)

3
狙いは素敵やけど、読み下しきれへんかった。これは自分の足りなさ。言うと言わないの間に、広大な選択肢が広がってるっていうのは心から共感するし、そこを追求していきたいのよ!と思う。時々言語化能力がすごい文章があって、目を見張った。また読みたいなと思う。2025/02/23

百舌鳥隆

3
言いたいことがあるけど、言うと角がたちそうだから黙ってる。人を説得するのは面倒だし。そんな気持ちを抱えながら日々過ごす人は多いだろう。本書のタイトルから、この本を読めば言いたいことが言えるようになるかというと、残念ながらそんな即効性あることが書かれているわけではない。本書の内容をあえて要約すれば、「状況を分析し、相手の立場に立って考え、どうすれば自分の言い分を少しでも通せるか考えること」に尽きるだろう。そんなの当たり前でしょという気もするが、頭のいい政治学者に言ってもらうと改めて納得する、そんな本。2025/02/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22352020
  • ご注意事項

最近チェックした商品